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Placenticeras sp.(プラセンチセラス)
色鮮やかなこのアンモナイトは,「プランチセラス」という。プラセンチセラスは世界各地で産出するが,この標本のようにカナダ,アルバータ州の特定の地層で産出するものはとりわけ色が鮮やかなものとなる。ひとはこれを「アンモライト(Ammolite)」とよぶ。
もともとアンモナイトの殻は,炭酸カルシウムでできている。鉱物名でいえば,「アラレ石」だ。よくみるアンモナイトは,このアラレ石が方解石にかわり,周囲の地層から取り込まれた不純物によって,褐色や灰色などに色がかわる。
アラレ石がそのままの状態で残されたものとしては,真珠光沢を放つものもある。それとは別に,特定の地域のもつ絶妙の変成を受け,周囲の地層の微量成分を吸収したものがいる。その結果,この標本のように虹色の光沢を放つ。
実はよく知られる「アンモライト」とは宝石名である。美しい輝きを放つこの産地のアンモナイトは,そのまんまではなく,その殻の断片が宝石としてあつかわれている。

