ボエダスピス of Gallery ふぉっしる

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Boedaspis ensiferボエダスピス・エンシファー)

オルドビス紀のロシア三葉虫を語る上で,絶対に欠かすことのできない超レア三葉虫「ボエダスピス」の登場である。圧倒的な存在感をもちながらも,そうそうお目にかかることのできない希少種だ。
 オルドビス紀のロシア三葉虫といえば,どちらかといえばおとなしい感じのする三葉虫が多い。もっともそれは,ロシアに限ったことではなく,世界中にみることのできる傾向でもある。そのような世界で,ボエダスピスは「異様な風体」をもっている。
 ボエダスピスを見て,まず眼に入ってくるのは頭鞍部から上へ,そして後方へのびる2本の“角”だろう。この細い角は,ゆるくカーブを描きながら,尾部の上空までのびる。また,同じ頭部には,長い頬トゲもある。胸部を見ると,側方へ伸びるトゲがまがいのも特徴的である。側方へのトゲは,一節ごとに長短を繰り返している。尾部は尾部で,後方へのびる長いトゲをもっているほか,フリルのような細かいトゲも存在する。この標本は,そうした特徴を余すところなくとらえ,さらに外殻の小さな突起までも残した逸品である。

DATA

時代:古生代オルドビス紀
産地:ロシア産
標本サイズ:体長約70ミリ

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