シーラカンス of Gallery ふぉっしる

Axelrodichthys-atatipensis.JPG

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Axelrodichthys araripensis(アクセルロディクティス・アラリペンシス)(レプリカ)

アクセルロディクティスは,いわゆる「シーラカンス」の仲間である。「シーラカンス」と聞けば,多くの方が「ああ,あの……」と思い浮かべてもらえるだろう,非常に有名な「生きている化石」だ。
 シーラカンスが「生きている化石」といわれる由縁は,化石種との姿がよくにているからである。化石種はおよそ8000万年前,白亜紀末の大量絶滅を待たずに途絶えた。以降,1938年にコモロ諸島で発見されるまでは,シーラカンスは絶滅したものという見方が一般的であったのである。今日では,コモロ諸島にくわえ,インドネシアのスラウェシ島近海でもシーラカンスは発見されている。「シーラカンス」という名前は,「シーラカンス目」というグループの名前で,現生属は「ラティメリア」になる。
 シーラカンスは大小10枚の鰭をもっている。胸と腹のひれ,第2背鰭,第1臀鰭には軟骨でできた骨格と太い筋肉がついている。とくに胸鰭,腹鰭は存在感があり,「これを使えば歩けるんじゃないか」とも 思えなくもない。実際,シーラカンスこそ陸上四足動物の祖先ではないか,といわれたこともあった。しかし,その後の研究でシーラカンスと,現生四足動物は系統的につながらないことが明らかになっている。
 さて,本種,アクセルロディクティスである。
 アクセルロディクティスは,白亜紀のシーラカンスの一属だ。頭蓋骨の前部(鼻先:吻部)がいささか長いのが特徴である。ほかにも,前部と後部で二つにわかれた頭蓋骨(この構造ゆえに,シーラカンスは上あごを開くことができる),小さな尾びれなどの典型的なシーラカンスの特徴も確認できる。
 この標本はレプリカだが,えらく立体的であると気づいた方もいるだろう。たしかに,魚の化石といえば「ぺったんこ」が定番だが,ブラジルのセアラ州というところでは,立体的な魚化石が産出する。本標本のモデルとなった化石は,そうした立体化石である。

DATA

時代:中生代白亜紀
産地:オリジナルは,ブラジル産
標本サイズ:体長85センチ

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