| Anagudryceras sp. アナゴウドリセラス | |||||
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| 愛好者のなかで「アナゴ」の愛称で呼ばれるアンモナイト「アナゴウドリセラス」である。これは私が学生時代に,北海道の蝦夷層群で採集したもの。 一部欠損しており,完全体ではないが,細かい肋が数多く確認できる。やはり自分で採集したものは,特別の愛着がある。 なお,私が学生時代に採集した化石のほとんどは,標本ナンバー付で大学の標本庫に眠っている。大学を卒業し,遠く離れた地で暮らす身にとってはさびしい限りだが,学術研究のためにはそれが一番なのだとも思う。当ギャラリーで公開している「自分で採集した化石」は,基本的に「転石」である。転石とは,文字通り沢などに「転がっている」石のことで,地層の中に埋まっているものと比べると,学術的価値がわずかに落ちる。化石とは,その産状も重要なデータだからだ。 もし,野外で化石をみつけた方がいたら,その産状をしっかりと記録することを進める。地形図上に場所をプロットするのはもちろんのこと,できれば化石を掘り出す前の状況を写真にとり,スケッチにもおさめよう。スケッチには観察者の目が反映されるので,ときに写真よりもわかりやすくなる。そうした記録をしたうえで採集した化石は,ひょっとしたら重要なものなのかもしれない。大学や博物館の研究機関などにもっていくと,正確なデータをもらえるだろう。 ちなみに,当ギャラリーの化石のほとんどは,フェアなどで購入したものなので,産出地のデータは非常にあいまいである。それでよろしければ,研究機関に無料で貸し出すことも考えている。興味をもたれた方がいたら,「ふぉっしる」まで御一報いただきたい。 (長径約24ミリ:北海道産:中生代白亜紀) |
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