黄鉄鉱化したアンモナイト 
これは,体が黄鉄鉱という鉱物に置換したアンモナイトである。種の同定作業はしていない。ロシア産
 いうまでもなく化石は地中の中でつくられる。そのときに,周囲の成分をとりこんで,鉱物に置換することがある(いうまでもなく,この標本の金色はいきていたときのそれではない)。この標本の黄金色は,黄鉄鉱とよばれる鉱物によるもので,内部までしっかりと置き換わっている。
 アンモナイトの中には,一部が黄鉄鉱に置換しているものは多いが,全身が内部まで置換しているとなると,ちょっとだけ珍しい存在になる。この標本は内部の置換状態まではっきりと確認できるうえに,アンモナイトの命である“へそ”(中心部分)も見てとれる逸品だ。
 ちなみに黄鉄鉱は,英語で「Fool's gold(バカの金)」という俗名のある鉱物である。まさに金のように輝きがあるので,人によってはだまされるらしい。
(長径約27ミリ:ロシア産:中生代ジュラ紀)
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