蝦夷層群産の大型アンモナイト(一部黄鉄鉱化)
こちらは北海道蝦夷層群から産出したアンモナイト(未同定)。直径23センチメートルある巨体は,手に持つとずっしりと重みがある。足の上に落とせば,足がつぶれる。「大型」と表題をつけはしたが,蝦夷層群からは,直径数十センチメートル(なかには,メートル単位も)のアンモナイトもみつかっており,決してずば抜けた大きさではない。でも,まあ,個人で持ち運びするにはこれぐらいのサイズが限界だろう。金色に輝いて見える部分は,この化石を譲ってくれた収集家によると黄鉄鉱化しているのではないか,ということだが確証はあまりない。あちこちこすれているが,子どもたちにアンモナイトの大きさを味わってもらうために譲ってもらった標本である。
 さて,北海道のアンモナイトは,主に足場の悪い沢などで発見,採集されている。直径数十センチメートルのものとなると,とても一人で採集するのは不可能で,何人もの人手が必要となる。個人収集家の場合はチームをつくり,大学などの研究機関の場合は学生をかりだして,一日がかりで掘り出し,はしごのようなものにくくりつけて,わっしょい,と持ち帰るらしい。完全に土木系の力技である。
(体長約23センチ:北海道産:中生代白亜紀)
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