Archimedes sp.  アルキメデス
これは,ちょっと面白い標本。ちなみに,魚の骨ではないし,もちろん人工物でもない。アメリカ,ミズーリ州の石炭紀の地層から,「アルキメデス」という名のコケムシの化石。
 コケムシは,群れをつくって生活する動物で,個々の大きさは1ミリ前後という小さなもの。石灰質なので,化石に残り,その群れが形に残る。これは,そうして残されたとされる標本である。
 「アルキメデス」とは,そう,「あの」アルキメデスを指す。前3世紀の古代ギリシアの数学者にして技術者。「支点をあたえてくれれば,地球も動かしてみせる」といった,てこの原理の説明で有名な男。私の中学生のころ理科の教科書に地球と並んだイラストが,掲載されていたものだが,今はどうなのだろう?
 日本ではあまり知られていないが,「ネジ」の発明者として知られるのも,アルキメデスである(ただし,これは諸説あるようだ)。少なくとも「アルキメデススクリュー」(参考サイト:英文)とよばれるスクリューの発明は彼であるとされる(何せ,名前からして「アルキメデス」だし)。もちろん,この化石の名前は,そのスクリューにちなんだもの。上の参考サイトをみてもらえれば,至極なっとくしていただけるだろう。
(標本長約40ミリ:アメリカ産:古生代石炭紀)
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