| Cyphaspis sp. キファスピス | |||||
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| まるでクワガタムシのはさみのような角をはやした三葉虫「キファスピス」である。頭部から左右にのびるトゲのほかにも,胸部から一本,長いトゲが後方にのびる。 ある研究者は胸部の長いトゲを,着底の際のバランス取りに使ったとみている。このキファスピスが浮遊性で(三葉虫は海洋生物である。浮遊性→浮いていたか泳いでいたことを指す。念のため),海底に降り立ったときにバランスを崩したら,体勢を立て直すためにこれを使ったというのである。ずいぶんと「エイやっ」とした見方に思われるが,ほかの化石の解説文で書いているように,否定する証拠はない。 この標本は,2個体が同じ母岩に並んで発見されたもの。キファスピスには同じように複数個体まとめて発見されているものは少なくない。群れをつくって生活していたのかもしれない。 ちなみに,キファスピスがクワガタムシ似であるように,カブトムシ似の三葉虫もいる。当ギャラリー内で公開しているので,まだ見られていない方は,探してみてはいかがだろうか? (体長約37ミリ:モロッコ産:古生代デボン紀) |
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