Ectillaenus pervovalis  エクティラエヌス・パーヴォヴァリス
オルドビス紀のモロッコから「エクティラエヌス」である。
 画像だとわかりにくいが,実はどーんと,体長12センチメートルの大型標本である。シンプルで,ずんぐりむっくりとした体つきは,三葉虫最繁栄紀の一つ,オルドビス紀ならではのもの,ともいえるだろう。もちろん,他の時代にもシンプルな三葉虫はいくらでもいるが,とくにトゲやその他の武装を発達させなくとも,このサイズまで大型化できたということは,それだけ天敵が少なかったということになるのではなかろうか。存在感のある標本である。
 同時代のスペインから,よく似た(少し小さい)同属別種が発見されており,当ギャラリーでも展示中である。当時の海では,そこそこ広範囲で生息していたのかもしれない。
(体長約120ミリ:モロッコ産:古生代オルドビス紀)
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