Keichousaurus sp.  ケイチョウサウルス
「貴州竜」と中国語で書かれる海棲爬虫類「ケイチョウサウルス」である。「サウルス」の名はついているものの,恐竜ではない。むしろ「フタバサウルス(フタバススキリュウ)」などのクビナガリュウ類の祖先種に近縁と位置づけられている。
 この標本は,体長13センチメートルほどの個体だが,ケイチョウサウルス類で最大のものでも,体長は30センチメートルほどである。フタバサウルスなどは7メートル前後あるので,クビナガリュウ類は,20倍以上に大きく進化することになる。
 ケイチョウサウルスは「海棲」とすでに書いたが,実際には水陸両方に適応していたと考えられている。水中では体をくねらせて進み,陸上では足を使って歩いていたのだろう。
 また,胎児の化石をもつケイチョウサウルスの化石も発見されており,哺乳類と同じように胎生だったというこどがわかっている。そして,この事実に基づいて,進化型のクビナガリュウ類も胎児とみることも多い(クビナガリュウ類の胎児は発見されていない)。
 2007年現在,ケイチョウサウルスは最も流通量が多い海棲爬虫類の化石である。大規模な発掘が行われているのか,それとも別の理由からかわからないが,比較的安価で仕入れることが可能である。もちろん,石油と同じ限りあるものなので,いずれ高騰するのであろう。ちょっと興味をもたれたのなら,みつけたときに購入されることをお勧めする。
(体長約130ミリ:中国産:中生代三畳紀)
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