Mammuthus primigenivsの歯 
「ケナガマンモス」として知られる「マンムス・プリミゲニウス」の歯の化石である。オランダ沖の北海から採集されたもの。約4万5000年前のものということである。別名「ウーリーマンモス」ともよばれ,おそらく一般的に最も良く知られた種である。肩の高さが3メートルと,マンモスのなかではやや小型にあたる。
 まるで洗濯板のような凹凸のある面が上面にあたる。左の画像では,右上が上面。左奥に見られる突起は,歯根にあたる。
 この凹凸で,かたい樹木の皮などをすりつぶすのが,マンモスを含めたゾウ類の特徴だ。哺乳類は,歯に種ごとの特徴が現れるとされ,「歯をみれば種がわかる」とさえいわれる。ゾウ類の特徴は巨大な歯であり,このような巨大な歯をもつ種類は,ほかにいない。硬いものをすりつぶす歯として,動物種によっては,成長の早い歯を,あるいはすぐに生え変わる歯を獲得したのだが,ゾウ類にいたっては「巨大化」することで,相対的に長持ちする歯を得たという。
(標本長約150ミリ:北海産:新生代第三紀)
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