| オウムガイ | |||||
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| 中生代白亜紀のオウムガイの化石。マダガスカルのもの。 オウムガイ類は,アンモナイトと起源を同じくする頭足類で,現在も生存し続けており,ちょっとした規模の水族館で見ることも可能である。沖縄などにいくと,お土産としてオウムガイの殻(化石ではない)が販売していることも多い。化石種とほとんど形をかえないため,「生きた化石」ともよばれ,現生種の「Nautilus」という属名は,ジュール・ヴェルヌの『海底二万マイル』の潜水艦や,アメリカ初の原子力潜水艦の艦名につけられたことで有名。 この標本は,すでに絶滅したオウムガイ類の化石で,属種名は未同定である。一見するとアンモナイトと間違える方がいるかもしれないが,一般的なちがいがいくつかある。たとえば,オウムガイはアンモナイトにくらべると,一般的に縫合線が単純である。部屋を仕切る隔壁が,口に向かって凸型になるのがアンモナイトで,中心(へそ)に向かって凸型になるのがオウムガイ・・・などである。もっとも,これらの特徴には例外が存在し,より厳密にいえば,真っ二つにカットしたときに,その中心(初期室)が球状になっているか否か,ということである。オウムガイは中心に球状の初期室をもたない。もっともこの定義はいささか専門的なので,一般的な解釈をいくつか覚えておけば十分だろう。 白亜紀の化石としては,オウムガイよりもアンモナイトの方が有名で,多産する。オウムガイは相対的にレアであるといってよいだろう。この標本は,そのレアななかでも,さらに貴重で,一部が白くオパール化している。オパール化した部分に光を当てれば,そこに虹色の輝きも見ることも可能だ。 (長径約98ミリ:マダガスカル産:中生代白亜紀) |
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