| アリゾナ産の材化石 | |||||
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| こちらはアメリカ,アリゾナ州産の植物化石である。植物の化石研究には,大きく葉,幹,花粉などのジャンルがある。このうちの対象の一つとなる幹の化石などを「材化石」とよぶ。 この標本はずっしりと重く,存在感あふれる材化石である。一目見て木の幹とわかる。地味と思われるかもしれないが,どうしてなかなか重宝している化石である。当店では年に何回か,化石の講演を行っているが,この材化石は,ごらんのとおり見た目は「木」そのものであるため,「化石」とは何かというのを説明するのに役立つ。つまり,木に見えるのだが,たたけば指輪が当たって「キンキン」と金属のような音がするし,持てば約2キログラムと,意外と重い。枯れ木と思って持って見ると,その重さにびっくりすることほぼ間違いない。「石と化す」を実感できるのである。しかも,この材化石は中生代三畳紀後期という恐竜時代のスタートの時代の地層から出たものなので,これをとっかかりに,化石の話を広げていけるのだ。 ここで一つ観光案内をしておこう。この化石を購入したのは,アメリカ,アリゾナ州のペトリファイド・フォレスト公園を出てすぐのところにある土産物屋である。この公園は国立公園となっており,公園内ではそれこそメートル級の材化石がごろごろしている。今は荒野の中の公園なのだが,訪れてみるとかつてそこが大森林であったと実感できるのである。まさに「圧巻」! ただし,公園内の化石はかけらでも持ち出すと犯罪行為となり,ゲートでも取締りが行われているので注意。周辺には,いくつかの土産物屋があり,そこでは公園のぎりぎり外で採集された材化石を販売している。価格はまちまちで,日本で購入してもさほどかわらない店も少なくないが,なかにはグラム単位のお買い得価格で販売しているところもあるので,もし時間的余裕があれば,いろいろと探してみるもよいかもしれない。 (標本長約18.5センチ:アメリカ産:中生代三畳紀) |
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