Trimerus delphinocephalus  トリメルス・デルフィノセファルス
まるで,マムシのように見えなくもないが,こちらはれっきとしたアメリカの三葉虫「トリメルス」である。シルル紀のもの。
 シルル紀三葉虫の代表格である「アークティルヌス」ほか,「ダルマニテス」,「ブマスタス」などと同じ,ニューヨーク州のロッチェスター頁岩層の産である。
 この標本は,頭部がとれかかっているものの,ほぼ完全な保存率。これは,実はこの種ではかなりめずらしい(はず)。三葉虫のことばの由来である縦方向の構造(左葉,中葉,右葉)の区別は弱いが,それでも真上からみるとその構造を読み取れるだろう。頭部では,眼の基盤となるあたりがまず盛り上がり,その上に小さく眼が確認できる。非常に印象的な構造である。
(体長約110ミリ:アメリカ産:古生代シルル紀)
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