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Dactilioceras tenuicostatum  ダクティリオセラス・テヌイコスタータム
こちらは,実にきれいな形のアンモナイトである。「これぞ,アンモナイト」といわんばかりの美しい逸品。ヨーロッパを代表するアンモナイトの一つ,ダクティリオセラス。それほどレアというわけではないので,博物館のちょっとしたお土産でも手に入る品である。もっとも,この標本のようにアンモナイトの“へそ”とよばれる中心部分までしっかりと残っているとなると,“ちょっとしたお土産レベル”をこえる。
 ドーバー海峡の白い壁が,地質時代の「白亜紀」の名の由来になった,ということは,地質学をかじった人間には有名な話である。また,フランスのジュラ山脈が「ジュラ紀」の名の由来というのも同様だ。こうした地名が示すように,ヨーロッパにはジュラ紀・白亜紀の地層が広く分布している。その大部分は,かつての海でつくられたものである。したがって,そこで繁栄していたアンモナイトの化石も数多く発見される。ダクティリオセラスはそういったアンモナイトの代表格である。
(長径約50ミリ:イギリス産:中生代ジュラ紀)
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