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先カンブリア時代
古生代 8/20(水)
 デンマークから初めて,恐竜の足跡化石が発見されました。
 デンマーク・ボーンホルム島の約1億4400万年前(中生代白亜紀初期)の地層から,恐竜の足跡化石が大量に発見されました。デンマークから恐竜の足跡化石が発見されたのは,今回が初めてだそうです。
 この地層からは,幅30cm以上,深さ20cm以上の竜脚類の足跡化石や,小型肉食恐竜の足跡化石などが見つかっています。足跡化石が発見されたのと同じ場所からは,以前,少なくとも2種類のドロマエオサウルス類の歯と竜脚類の歯が発見されたそうです。このほかにもカメ,魚類レピドテス,サメ・ヒボドゥスなどの化石も発見されており,当時,この地域に豊な生態系が広がっていたと研究者は考えています。
 足跡化石は有機物の豊富な濃茶色の泥岩から発見されました。おそらく非常に水深の浅い湖か沼でつけられたのだと研究者は考えています。
 この地層からは肺魚の巣穴も発見されています。この巣穴は気温が上がって水位が下がった時期に,肺魚が湿った湖底(または沼底)に潜ることでできたと考えられています。このため当時,雨季と乾季があったと考えられています。(8/19 Discovery NEWSDinosaur tracks and possible lungfish aestivation burrows in a shallow coastal lake; lowermost Cretaceous, Bornholm, Denmark (Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology in press)

8/13(水)
 南米で初めて,シミターキャットの化石が発見されました。
 南米ベネズエラの約180万年前(新生代新第三紀中新世前期)の地層から,ホモテリウム(Homotherium)の化石が発見されました。
 ホモテリウムは約500万年前〜約1万年前(新生代古第三紀始新世前期〜新生代新第三紀完新世)に生きていたサーベルタイガーの仲間です。サーベルタイガーとして有名なスミロドンよりも小型で,三日月形の犬歯をもっていました。別名シミターキャットと呼ばれています。
 これまで,ホモテリウムはアフリカ大陸,ユーラシア大陸,北米大陸にだけ生息していたと考えられてきました。しかし今回の発見により,南米大陸にも生息していたことが明らかになりました。この60年間の南米での発見の中で最も重要な発見であると研究者は述べています。(8/12 PhysOrg.com

8/9(土)
 ハドロサウルス類の恐竜は,成長速度がとても速かったらしいということがわかりました。
 植物食恐竜ハドロサウルス類ヒパクロサウルスと,その捕食者であった肉食恐竜アルバートサウルス,ティラノサウルス,トロオドンの成長速度が調べられました。
 成体の脚の骨をスライスしてその年輪を調べた結果,ヒパクロサウルスは10〜12年で成体になったのに対し,ティラノサウルスは成体になるのに20〜30年かかったらしいということがわかったそうです。ヒパクロサウルスは,肉食恐竜よりも2〜3倍速く成長し,その結果,同時期に生まれた捕食者との間に大きな体格差が生まれていたと研究者は考えています。またこの速い成長速度から,ヒパクロサウルスは2〜3歳という早い時期に性的に成熟していたと推測されています。早い時期に子どもが生めるようになれば,それだけ種を存続させられる可能性も高くなります。(8/6 ScienceDailyProceedings of the Royal Society of London B: Biological Sciences, FirstCite

 南極の気候が,約20万年間という短い期間に急激に寒冷化したらしいということがわかりました。
 氷河地質学,古生態学,火山灰を用いた年代測定,コンピュータモデリングなど,様々な手法を用いて,約1400万年前の南極の気候変動が調べられました。
 この結果,約1410万年前には氷河はあったものの所々ツンドラが広がる(相対的に)温暖な気候だったのが,約1390万年前には植物の全く育たない極寒の気候に変化していたらしいということがわかったそうです。約1410万年前には夏季には南極の湖の氷が完全に溶けていたと考えられています。約20万年間という短い期間に,夏季の平均気温は約8℃下がったと推測されています。現在から比べると,約1410万年前の南極の夏季の平均気温は17℃暖かかったそうです。
 この急激な慣例化の原因はまだわかっていませんが,大気中の二酸化炭素濃度や,大陸移動(とそれに伴う海流の変化)などが原因として考えられるそうです。(8/6 ScienceDailyProceedings of the National Academy of Sciences, 105(31)

8/6(水)
 メガロドンの噛む力は非常に強かったらしいということがわかりました。
 メガロドンは,新生代新第三紀中新世(約2300万年前〜約530万年前)に生きていた,体長15m以上,体重100tにも達した巨大なサメです。地質時代の海で最も恐ろしい捕食者の1つだったと考えられています。
 このメガロドンの頭骨が現生のホオジロザメの頭骨と比較してコンピュータシミュレーションによって調べられました。この結果,ホオジロザメの噛む力は1.8tであるのに対し,メガロドンの噛む力はその6倍〜10倍の10.8〜18.2tという結果が出たそうです。ティラノサウルスでさえ,推定されている噛む力は約3.1t。ティラノサウルスの何倍もの力で噛むことができたことになります。これほど強力な力で噛むことができたのはメガロドンの顎が柔軟な軟骨で形成されていたからだと研究者は述べています。
 軟骨によって口を大きく開けることができるようになり,しかも噛む力は同じサイズの骨に比べて数%しか違わないそうです。(8/4 BBC News8/5 National Geographic News
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