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先カンブリア時代
古生代 7/23(土)
 頭部にトサカのないのハドロサウルス類の化石が発見されました。
 アメリカ合衆国モンタナ州とユタ州の中生代白亜紀後期(約7900万年前)の地層から,ハドロサウルス類の新属新種の化石が発見されました。Acristavus gagslarsoniと名付けられたこのハドロサウルス類はブラキロフォサウルスやマイアサウラと同じ仲間に属し,初期のハドロサウルス亜科であると考えられています。
 A. gagslarsoniの頭部にはトサカがないそうです。ほかのハドロサウルス類は(エドモントサウルスを除いて)皆,頭部にトサカをもっています。このことは,ハドロサウルス類の祖先はトサカをもっておらず,ハドロサウルス類の2つの亜科,ハドロサウルス亜科とランベオサウルス亜科は別々にトサカを進化させてきたことを示唆するものであると研究者は考えています。(7/20 ScienceDailyNew unadorned hadrosaurine hadrosaurid (Dinosauria, Ornithopoda) from the Campanian of North America. Journal of Vertebrate Paleontology, 31(4), 798-811

7/17(日)
 恐竜の卵の中に繭と思われる化石があるのが発見されました。
 アルゼンチン,パタゴニア地方の中生代白亜紀後期(約7000万年前)の地層からは,ティタノサウルス類の竜脚類の卵が数多く産出します。近年になって,この卵の中に長さ2~3cm,幅1cmのソーセージのような形の構造があるのが発見されました。この構造は昆虫の繭の化石に似ているそうです。
 これまで恐竜の卵は数多く発見されてきており,繭の化石も発見例があります。しかし恐竜の卵の中に繭が作られた化石が発見されたのは初めてだそうです。
 恐竜の卵の中で発見された繭と思われる構造は,現生のジガバチの1種が作る繭に,大きさ,形が非常によく似ているそうです。このことから研究者は,ジガバチが割れた卵の中で昆虫を捕食していたと研究者は考えています。
 卵が何らかの理由によって割れ,まず最初に卵の中身が昆虫などによって食べられたと研究者は考えています。そしてその昆虫かまたはその昆虫を食べたクモを狙ってジガバチが卵の中に入り込んだ,あるいは中身がなくなり砂で満たれた卵の中にいる昆虫やクモをよりどころとしてジガバチの幼虫が繭を作ったと研究者は考えています。
 このことから,恐竜の卵の周囲にジガバチを頂点とした複雑な食物網が形成されていたことが示唆されると研究者は考えています。(7/15 Wiley-BlackwellFossil cocoons associated with a dinosaur egg from Patagonia, Argentina. Palaeontology, 54(4), 815?823

7/15(金)
 隕石衝突の直前の地層から,恐竜の化石が発見されました。
 恐竜は約6550万年前の白亜紀末,隕石の衝突によって絶滅したと一般に考えられています。しかしこれまでは,この隕石衝突を示す層の下3m以内からは恐竜の化石は発見されていませんでした。これは「3mギャップ(three-meter gap)」と呼ばれています。3mギャップがあるため,恐竜は隕石衝突によって絶滅したのではなく,隕石衝突の前から徐々に絶滅し始めていたと考える研究者もいます。
 去年,アメリカ合衆国モンタナ州のヘル・クリーク層から,トリケラトプスと考えられる角竜の角の化石が発見されました。この化石が発見された層準を調べたところ,K-Pg境界(白亜紀と新生代古第三紀の境界=隕石衝突が起こったことを示す層準)から13cm下にあたるということがわかったそうです。
 このことから3mギャップは存在しない,少なくとも数種の恐竜は隕石衝突まで絶滅せずに生き延びていた,と研究者は考えられています。(7/12 Yale NewsDinosaur extinction: closing the '3 m gap', Biology Letters, FirstCite

7/8(金)
 顎がどのように進化してきたかがわかりました。
 現生の脊椎動物の99%以上は顎をもっています。しかし古生代シルル紀(約4億4400万年前~約4億1600万年前)までは顎をもたない無顎魚類がほとんどでした。そしてこのころわずかにいた有顎魚類の中には,現在の脊椎動物とは全く異なる仕組みの顎をもつものが多くいました。
 今回,この有顎魚類が出現し始めたころの,有顎魚類と無顎魚類の多様性の変化が調べられました。これまで無顎魚類は有顎魚類が出現したことにより競争に負け,多様性を減少させたと考えられてきました。しかしこのことを定量的に確かめる研究は行われてきませんでした。
 今回の研究の結果,有顎魚類は無顎魚類の多様性の変化にほとんど何の影響も与えず,無顎魚類が著しく減少し始める前の約3000万年間は有顎魚類と無顎魚類が共生していたらしいということが分かったそうです。また無顎魚類が減少し始めたときも,有顎魚類が無顎魚類の生態的地位にとって代わることはなかったそうです。
 また有顎魚類の多様性の変化についても新たなことがわかりました。これまでは古生代デボン紀前期(約4億年前)に酸素濃度が急激に増加したときに,有顎魚類が多様化したと考えられてきました,しかし今回の研究により,有顎魚類の多様性はそれ以前に増加していたらしいということがわかったそうです。
 現生の魚類の大部分を占める条鰭類と初期の四足動物は顎と食性に関して,ほんの数タイプしかいなかったそうです。これに対し,板皮類や肺魚などの絶滅してしまった魚類は,驚くほど食性が多様だったそうです。現生につながる有顎魚類は,その進化の初期に顎の機能を完成させてしまったと研究者は考えています。(7/6 Bristol UniversityInitial radiation of jaws demonstrated stability despite faunal and environmental change, Nature, 2011

7/7(木)
 翼竜は鳥類との競争に負けて絶滅したのではないらしいということがわかりました。
 翼竜は中生代三畳紀後期(約2億2000万年前)に出現し,白亜紀末(約6550万年前)に恐竜とともに絶滅しました。これまで翼竜は鳥類との競争に負けて絶滅したと考えられてきましたが,どうもそうではないらしいということが今回発表された論文でわかりました。
 今回,50種の様々な翼竜について,いつ出現していつ絶滅したのか,またどのような身体的特徴をもち,どのような環境に適応していたのかが調べられました。
 この結果,出現してから7000万年間は翼竜の多様性は低く,鳥類が出現した中生代ジュラ紀後期(約1億5000万年前)以降に多様化し始めたらしいということがわかったそうです。翼竜は中生代白亜紀前期(約1億2500万年前)に最も多様化したと研究者は考えています。その多様性は始祖鳥やほかの鳥類が出現する前のジュラ紀に比べて3倍という結果が出たそうです。約1億2500万年前には鳥類もまた多様化していました。
 またサイズなどの身体的特徴をグラフに表してグループ分けを行ったところ,原始的なグループであるランフォリンクス類と進化したグループであるプテロダクティルス類は全く異なる傾向をもつことが分かったそうです。またプテロダクティルス類はランフォリンクス類に比べて多様性が非常に高いのも特徴です。プテロダクティルス類には頭部に大きなトサカをもつタペジャラや,翼開長12mもの巨大なケツァルコアトルスなどがいます。
 翼竜は鳥類と棲み分けを行っており,鳥類との間に競争は起きていなかったと研究者は考えています。(Paleobiology and Biodiversity Research Group
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