チョット6億年の旅 このサイトは,恐竜・化石グッズの専門店ふぉっしるが運営する
「古生物情報サイト」です。
恐竜・化石グッズの専門店ふぉっしる
トップ チョット6億年の旅 古生物たち 古生物ニュース
イベント 本 ニュートンの記事 リンク
トップ古生物ニュース>翼竜・魚竜・その他爬虫類
古生物ニュース
カテゴリー一覧 恐竜
翼竜・魚竜・その他爬虫類
旅日記へ 鳥類
哺乳類
その他古生物
古環境
テレビ番組・イベント
「ふぉっしる」関連
チョット6億年の旅 その他
先カンブリア時代
古生代 2008年
9/19(金)
 ノースダコタ州から約6000万年前のワニの化石が発見されました。
 アメリカ合衆国ノースダコタ州の約6000万年前(新生代古第三紀暁新世後期)の地層から,ワニの骨,頭骨,足跡の化石が発見されました。ノースダコタ州からはこれまで,ワニの骨や歯の化石はたくさん発見されていますが,全身骨格の化石は発見されていません。今後の発見が期待されています。(9/19 PhysOrg.com

8/30(土)
 世界最古のヤモリの化石が,琥珀に入った状態で発見されました。
 ミャンマーの約1億1100万年前~約9700万年前(中生代白亜紀前期)の地層から採集された琥珀の中に,ヤモリの化石が入っているのが発見されました。琥珀の中に入っていたのは,足と尾の一部です。ほかの部分は捕食者に食べられたものと考えられています。
 今回発見された化石は,これまで最古だったヤモリの化石よりも少なくとも4000万年は古いものです。足の化石には,ヤモリが垂直の壁を移動する際に重要な役割を果たすひだ状のうろこ(趾下薄板)が残っているそうです。ヤモリがいつから存在していたか,そしていつ趾下薄板を獲得したかはわかっていません。しかし今回の発見により,ヤモリが約1億年前にアジアにいたこと,そしてこの頃にはすでに垂直な壁を移動する能力を身につけていたことがわかりました。(8/27 PhysOrg.comA 100 million year old gecko with sophisticated adhesive toe pads, preserved in amber from Myanmar: Zootaxa, 1847, 62–68

7/16(水)
 三畳紀の翼をもった爬虫類の飛行能力が調べられました。
 kuehneosaurは,約2億2500万年前(中生代三畳紀後期)に生きていた体長70cmほどの爬虫類です。肋骨が横に伸びた翼のような構造を持っていました。この「翼」を使って空を飛んでいたと考えられてきましたが,空気力学的な能力はこれまで調べられてきませんでした。
 kuehneosaurの2つの属(KuehneosuchusKuehneosaurus)の飛行能力が調べられた結果,Kuehneosuchusは空中を滑空し,Kuehneosaurusはパラシュートのように空中をゆっくりと降下していたらしいということがわかったそうです。高さ5mの木から滑空した場合,Kuehneosuchusは地面に着くまでに9m進むことができたと考えられています。KuehneosuchusKuehneosaurusよりも長い翼をもっています。
 KuehneosuchusKuehneosaurusはとてもよく似た形態をしているため,同一種の雌雄であるとも考えられています。この場合Kuehneosuchusが雄で,長い翼をカラフルな色で飾り立て,Kuehneosaurusにアピールしていたと考えられています。(7/15 ScienceDailyPalaeontology, 51(4), 967-981

6/13(金)
 北海道三笠市で発見されたエゾミカサリュウがモササウルス類の新種であることがわかりました。
 北海道三笠市の約8300万年前(中生代白亜紀後期)の地層から1976年に発見されたエゾミカサリュウが,海棲爬虫類モササウルス類のタニファサウルス属の新種であることがわかりました。タニファサウルスは世界で2例しか発見例が無く,北半球で見つかったのは今回が初めてだそうです。
 南半球で見つかった化石はどちらも7000万年前以降のものなので,エゾミカサリュウは最古のタニファサウルスの化石となります。北半球で出現し,南半球へと広がっていったと考えられています。(6/12 毎日jp

5/28(水)
 主に地上で生活していた翼竜もいたらしいということがわかりました。
 これまで,翼竜はほとんど全て,湖や海の上を飛び回り,魚を捕まえて食べる海鳥のような生活をしていたと考えられてきました。しかし最大の翼竜ケツァルコアトルスなどが含まれるアズダルコ科の翼竜の体の構造,足跡,分布などを調べた結果,これらの翼竜は空中を飛び回るのではなく,地上での生活に適応していたらしいということがわかったそうです。
 アズダルコ科の翼竜の足は小さく,水辺のぬかるみを歩いたり,泳いだりするのには向いておらず,地上を歩く方が得意だったと研究者は考えています。また,首を曲げてくちばしの先を地面につけることができたと研究者は考えています。これによって,地面にある小動物などの食物を拾い上げて食べることができたと考えられています。また,アズダルコ科の翼竜の化石の半分以上が内陸から見つかっていることも,この説を裏付ける証拠であると考えられています。(5/28 ScienceDaily

4/3(木)
 海棲ワニのほぼ完全な化石がブラジルで発見されました。
 ブラジル北東部の約6200万年前(新生代古第三紀暁新世)の地層から,海棲のワニの化石が発見されました。この化石には頭骨,顎の骨,脊椎が含まれ,南米で発見された海棲のワニ形類の化石としては,最も完全なものだそうです。新種と認められ,Guarinisuchus muniziと名付けられました。
 G. muniziはアフリカで発見された海棲のワニ形類と近縁だと考えられるそうです。このことから,海棲のワニ形類はアフリカで出現し,約6550万年前に白亜紀が終わる前にアフリカから大西洋を渡って北米と南米へと広がっていったということが示唆されるそうです。そしてブラジル北東部の沿岸では,白亜紀が終わると,それまで生息していたモササウルスに取って代わったと考えられています。(3/28 FOXNews.comProceedings of The Royal Society B, FirstCite

3/14(金)
 石川県で見つかった化石が,最古の植物食性のトカゲの化石であることがわかりました。
 石川県白山市の桑島化石壁(白亜紀前期,約1億3000万年前)で見つかったトカゲの化石が,最古の植物食性のトカゲの化石であることがわかりました。この化石は新属新種と認められ,「クワジマーラ・カガエンシス」と名付けられました。これまで最古とされてきた植物食性のトカゲの化石は,北米の白亜紀中ごろ(約9960万年前)の地層から発見された「ディコソドン」でした。クワジマーラは,ディコソドンよりも約3000万年古いことになります。
 クワジマーラの歯は噛みあわせの面が広くてギザギザ状の縁を持つなど,植物を噛み砕くのに適した特徴を備えているそうです。植物食性のトカゲが出現した背景には,栄養価の高い被子植物の出現があったと考えられています。クワジマーラが白亜紀前期の地層から発見されていることから,被子植物も白亜紀前期にはすでに出現していた可能性があると考えられています。今回の発見は,植物の進化を考える上でも貴重な発見であると考えられています。(3/14 北國新聞3/13 asahi.com

2/29(金)
 これまで発見されている中で最大級のクビナガリュウの化石が発見されました。
 ノルウェーのスヴァールバル諸島最大の島,スピッツベルゲン島の約1億5000万年前(中生代ジュラ紀後期)の地層から,巨大なクビナガリュウの化石が発見されました。体の大部分の骨が発見されたそうです。首の短いプリオサウルス類の新種と考えられています。これまで,巨大なプリオサウルス類の化石は断片的な状態では発見されてきましたが,体の大部分がまとまって発見されたのは今回が初めてだそうです。
 体長は約15m,前ヒレと顎の長さは3mもあり,顎にはきゅうりくらいの大きさの歯が60本も生えているそうです。動くものならほとんど何でも食べていたと考えられています。ジュラ紀で最も獰猛な捕食者だったろうと研究者は考えています。(2/28 FOXNews.com

2/12(火)
 新種の翼竜の化石が中国で発見されました。
 中国北東部の約1億2000万年前(白亜紀前期)の地層から,ほぼ完全な翼竜の化石が発見されました。翼開長は30cm以下で,この個体はまだ成体ではないものの,知られている中で最小の翼竜の1つだそうです。Nemicolopterus crypticusと名付けられました。
 N. crypticusには歯が無く,肢の骨の中に他の翼竜には見られない形の骨があります。この足の骨の形から,N. crypticusは大半の時間を木の上で過ごしていたと考えられるそうです。N. crypticusは樹上性で,裸子植物が生い茂る森林の林冠に棲み,昆虫を食べていた可能性があると研究者は考えています。翼竜が林冠での生活に適応していたことは,これまで知られていませんでした。この発見は,翼竜がこれまで考えられていたよりも多様な生息環境に適応していたということを示すものであると考えられています。(2/11 BBC NewsProc. Natl. Acad. Sci., Published online before print February 11, 2008

2/1(金)
 現生のワニと化石種のワニとをつなぐミッシングリンクが発見されました。
 約8000万年前に棲息していたワニの化石が,2004年にブラジルで発見されました。Montealtosuchus arrudacamposiと名付けられたこのワニは,体長約1.7m,四肢が長く,動きはすばやかったと考えられています。白亜紀後期に,ブラジルの高温で乾燥した地域に棲息していたと考えられています。M. arrudacamposiには,化石種のワニと現生のワニとに共通の形態的特徴が見られるそうです。
 陸上に棲息していたワニの化石はほとんど発見されていないため,M. arrudacamposiはワニの進化に関するミッシングリンクをつなぐ化石となるだろうと考えられています。M. arrudacamposiと同じような時代の地層から発見されるワニの化石は全て,重要なものとなると研究者は述べています。(1/31 FOXNews.comZootaxa, 1607, 35-46

2007年
10/17(水)
 世界最古の爬虫類の足跡化石がカナダで発見されました。
 カナダの約3億1500万年前(古生代石炭紀後期)の地層から,爬虫類の足跡化石が発見されました。これまで最古だった爬虫類の化石は,1859年にカナダのジョギンズ・クリフと呼ばれる地域から発見された骨格化石でした。今回発見された足跡化石もまたジョギンズ・クリフから発見されましたが,骨格化石よりも約1km下の地層から発見されました。このため,足跡化石は骨格化石よりも100~300万年古いものであると研究者は考えています。
 硬い殻で覆われた卵を産む爬虫類の出現は,四足動物が卵を産むために水中に戻らなくてすむようになった,すなわち,完全に陸上で生息できる脊椎動物が出現したことを意味しています。これは進化史の中でも最も重要な事件の1つです。
 足跡がつけられたと思われる3億1500万年前に,この足跡をつけられたと考えられる種は数種しかいません。その中で最も可能性が高いのは,トカゲに似た爬虫類のヒロノムスHylonomus lyelli)であると考えられています。(10/17 BBC NewsJournal of the Geological Society, 164(6), 1113-1118

6/19(火)
 滑空していたと思われる,首の長い爬虫類の化石が,三畳紀後期の地層から発見されました。
 米国の約2億2000万年前(三畳紀後期)の地層から,滑空していたと思われる,首の長い爬虫類の化石が発見されました。Mecistrotrachelos apeorosと名付けられたこの爬虫類は,タニストロフェウスと同じ,プロトロサウルスに属すると考えられています。
 M. peorosは体長約25cm,長い首に長いつま先を持ち,肢は極端に短いという奇妙な体形をしています。肢が曲がった状態で化石化していることから,樹上性の爬虫類と同じようにこの肢で木に掴まっていたと考えられています。またM. peorosには,上のほうの肋骨が厚くなっているという特徴があります。ここにかなりの量の筋肉が付着し,皮膚でできた翼を動かしていたと考えられています。この翼を羽ばたかせられたかどうかは疑問視されていますが,空中で方向転換させることはできたと考えられています。(6/13 Discovery Channel News

4/9(月)
 世界最小の貴州竜の化石が発見されました。
 中国貴州省で,世界最小の貴州竜(ケイチョウサウルス)の化石が発見されました。体長は23~25mmだそうです。この発見により,貴州竜の生殖(卵生か卵胎生か)に関して新たな知見が得られると考えられています。(4/6 人民網日本語版

4/2 (月)
 前足が非常に短い爬虫類の化石が発見されました。
 前足の非常に短い海棲爬虫類の化石が発見されました。19世紀にスロベニアで採集され,イタリアの博物館に収蔵されていたそうです。
 発見されたのは約9500万年前に生息していたAdriosaurus microbrachisというヘビに近い海棲爬虫類の化石です。体長約25~30cmで,長い首に比較的大きな後ろ足,そして手や指などの骨が退化し,こぶのようになった小さな前足を持つという奇妙な体形をしています。この化石は肢が退化した最古の爬虫類の化石です。ヘビがもともと四足動物で,肢が退化して現在のような体形になったということは,既にわかっています。しかし肢が退化する途中の化石の発見はめったになく,その退化の過程は長い間謎のままでした。この爬虫類の発見はミッシングリンクを解き明かすものではないけれど,水中において肢が退化する過程を理解するのに重要なデータとなるであろうと研究者は話しています。(3/27 FOXNews.com,Journal of Vertebrate Paleontology, 27(1), 1-7)

3/20(火)
 白亜紀前期の滑空することができたトカゲの化石が中国で発見されました。
 中国の約1億2000万年前(白亜紀前期)の地層から,滑空することができたと考えられるトカゲの全身骨格の化石が発見されました。体長は約15.5cmで,胴体には8本の長い肋骨で支えられた皮膜があるそうです。指の形から樹上性のトカゲと考えられています。皮膜の形や大きさなどは現生のスズメの翼に近く,高い滑空能力を持っていたとみられています。
 滑空能力を持つトカゲの化石が発見されたのは今回が初めてだそうです。(3/30 日刊県民福井

1/12(金)
 岐阜県で翼竜の幼体の化石が発見されました。
 岐阜県に分布する手取層群(白亜紀前期,約1億2000万年前)から,翼竜(ズンガリプテルス)の幼体の化石が発見されました。見つかったのは左足のすねの部分と関節の一部で,骨同士がまだしっかりくっついていないなどの特徴から,幼体の化石と考えられるそうです。
 翼竜の化石は国内で数例発見されていますが,幼体の化石は初めてだそうです。この発見は翼竜の進化や生態を知る重要な手がかりになることが期待されています。2月3日に日本古生物学会で発表されます。(1/12 YOMIURI ONLINE日本古生物学会

1/10(水)
 最古のドリコサウルス類,カガナイアス・ハクサンエンシスの化石が13日から展示されます。
 石川県金沢市にある石川県立自然史資料館で,13日(土)から23日(火)まで,特別展「加賀の水の妖精」が開催され,最古のドリコサウルス類カガナイアス・ハクサンエンシスの化石が展示されます。カガナイアスは白亜紀前期(約1億3000万年前)に生きていた最古のドリコサウルス類(爬虫類)です。トカゲ類やヘビ類の進化史の解明に一役買うことが期待されています。(石川県立自然史資料館

2006年
12/21(木)
 首が2つある爬虫類の化石が中国で発見されました。
 中国北東部の白亜紀前期(約1億5000万年前)の地層から,頭と首が2つある爬虫類の化石が発見されました。この爬虫類はSinohydrosaurus lingyuanensisという水棲の爬虫類です。体長は約7cmで,孵化直前の胚か生まれたばかりの赤ん坊の化石であると考えられています。
 この首が2つある状態は,カメやヘビなどの現生の爬虫類ではよく知られた奇形だそうです。(12/20 Times Online12/20 PhysOrg.comBiology Letters, FirstCite Early Online Publishing

12/11(月)
 クビナガリュウの亜成体の化石が南極で発見されました。
 南極でクビナガリュウの亜成体の化石が見つかりました。クビナガリュウの亜成体の化石は非常に珍しいそうです。この化石の保存状態は非常によく,ひれと尾の先端,頭骨の一部が欠けているだけだそうです。頭骨はもろく軽いため,体についた状態で見つかることは非常に珍しいそうです。さらに,この化石と一緒に胃石も発見されました。胃石はクビナガリュウでは食物を胃の中ですりつぶすのに使われていたか,または浮力の調節に使われていたと考えられています。(12/8 Discovery Channel News

12/8(金)
 33年前北海道中川町で発見されたクビナガリュウの化石が,2体分の化石であることがわかりました。
 1973年9月に北海道中川町で発見されたクビナガリュウの化石が,1体の化石ではなく,成体と亜成体を合わせた2体分の化石であることがわかりました。発見されていたのは頚椎や腰骨など320点の骨の化石で,全長8mの1体分の化石であると考えられていました。
 しかし大きさの異なる頚椎があることなどから,2体分の化石が混ざっているのではないかとの指摘が数年前になされ,2年前に再調査が始まりました。その結果,このクビナガリュウの化石が推定全長6mと8mの2体分の化石であることがわかりました。(12/8 北海道新聞

11/8(水)
 モンタナ州でクビナガリュウの頭骨の化石が発見されました。
 約7000万年前のクビナガリュウの完全な頭骨の化石がモンタナ州で発見されました。この化石は,首の長いタイプのクビナガリュウ,エラスモサウルス類のものです。これまでモンタナ州では,首の短いクビナガリュウの頭骨の化石は見つかっていましたが,エラスモサウルス類の頭骨は見つかっていませんでした。今回発見された化石は,モンタナ州で初めてのエラスモサウルス類の頭骨であるとともに,北米で発見されたエラスモサウルス類の頭骨の中で5本の指に入るほどすばらしい標本であるだろうと研究者は話しています。
 世界で発見されたエラスモサウルス類の化石を基に推定すると,モンタナ州で発見されたクビナガリュウには50個から70個の脊椎があったであろうと考えられています。頭骨が40cmであったとすると,首はその7倍から10倍あっただろうと研究者は話しています。
 今回発見された頭骨は,研究のためCTスキャンにかけられる予定です。この研究がクビナガリュウの食性や長い首が必要だった理由などの解明の一助になることを研究者は期待しています。(11/4 ScienceDaily11/5 Iran Daily11/6 PhysOrg.com11/7 Discovery Channel News

11/6(月)
 石川県で発見されたドリコサウルス類の学名が決定しました。
 2001年に石川県白山市の「桑島化石壁」で発見されたドリコサウルス類が新種と認められ,「カガナイアス・ハクサンエンシス」という学名が付くことになりました。16日発行のPalaeontologyに掲載されます。
 ドリコサウルス類はヘビ類や海生爬虫類モササウルス類に近縁と考えられている爬虫類です。胴が長く,肢が退化しています。石川県で発見された今回の化石は世界最古(約1億3000万年前)のもので,ヨーロッパ以外からでは最初の産出でした。(11/2 中日新聞

10/18(水)
 魚竜のひれはファイバーグラスのようなたんぱく質で強化されていたことがわかりました。
 保存の良い魚竜化石(Stenopterigius quadricissus)の軟組織が調べられ,背びれと尾びれの皮膚にコラーゲンの繊維が層状に存在していた証拠が発見されました。このコラーゲンによってひれが硬くなり,魚雷のように水中をすべるように泳ぐことができたと考えられています。
 魚竜はその体形から速く泳ぐことができたと考えられてきましたが,どのようにしてひれを硬くしていたかはわかっていませんでした。それがコラーゲンということは予想されていましたが,この発見がそれを確かめる最初の証拠となりました。
 このコラーゲンによって強化されたひれは,イルカやサメにも見られます。(10/17 LiveScience.com10/17 FOXNews.comNatuwissenschaften, Online First

10/6(金)
 ノルウェーでクビナガリュウと魚竜の化石が多数発見されました。
 ノルウェーのスバルバール諸島で,1億5000万年前のクビナガリュウと魚竜の化石が多数見つかりました。首の長いプレシオサウルス類が21体,魚竜が6体,そして首の短いプリオサウルス類が1体発見されています。これらの化石の保存状態はとてもよく,ほぼ完全な状態で発見されたそうです。プリオサウルス類の全身骨格が発見されたのは初めてです。またプリオサウルス類の化石は巨大で,頭骨だけでも3mの長さがあるそうです。体長は8mを超すと考えられています。
 また今回見つかった化石の中には,他の生物による攻撃の痕が残されているものもありました。プレシオサウルス類の頚骨に魚竜の歯の化石が食い込んでいるというものです。これはプレシオサウルス類が魚竜によって攻撃された証拠であると考えられています。
 今回見つかった化石の発掘はまだ終わっておらず,来年の夏に発掘が再開される予定です。(10/5 BBC NEWS10/5 Discovery Channel News10/5 FOXNews.com10/5 PhysOrg.com

9/28(木)
 卓球台の下から魚竜の新種の化石が発見されました。
 約1億年前(白亜紀前期)の魚竜の化石が,アルバータ大学の研究室にある卓球台の下にしまい込まれていた箱の中から見つかりました。数十年前にカナダのノースウェスト準州で採取されたものが卓球台の下にしまい込まれていたそうです。この魚竜は新属新種(あるいは科のレベルで新しいものの可能性もあるそうです)で,Maiaspondylus lindoeiと名付けられました。またこの化石は妊娠していることもわかりました。魚竜は卵胎生であったと考えられています。妊娠している魚竜の化石としては,これまで見つかっている化石よりも8000万年も新しい最も若い化石です。(9/22 Discovery Reports9/22 ScienceDailyPaleontology, 49(5), 1043

7/30(日)
 翼竜のとさかは異性へのアピールに使われていたようです。
 成体になる前のトゥプクスアーラの化石がブラジルで発見されました。成体では鼻の前から頭の後ろまで,1つの大きなとさかを持っていますが,この個体のとさかは鼻の前と頭の後ろの2つに別れていたそうです。鼻の前にあるとさかが後ろへと成長し,成体になるころには2つのとさかは1つにつながるそうです。1つの大きなとさかが成体になって完成されることから,とさかは性的なアピールに使われていたのではないかと研究者は述べています。(7/27 BBC News

 オーストラリアでクビナガリュウの化石が発見されました。
 オーストラリア南部の白亜紀の地層からクビナガリュウの新種が2種発見されました。目の上と,頭の上から鼻の前にかけてとさかを持つ小型(体長約2.5m)のUmoonasaurus demoscyllusと体長約5mのOpallionectes andamookaensisです。当時のオーストラリアは大部分が海に沈み,冬には氷の張る環境だったそうです。このような環境に対応するため,このクビナガリュウは速い代謝速度などを進化させていたのではないかと研究者は考えていま
す。(7/26 Australian News.net7/27 BBC News,論文:Proceedings of the Royal Society B: Biological Letters, FirstCite Early Online PublishingPalaeontology, 49(4), 837-856
中生代
新生代
私が出会った古生物たち
私が出会った古生物たち
古生物ニュース
イベント紹介
地質・古生物本紹介
科学雑誌「Newton」の
地質・古生物関連記事
リンク
 「Gallery ふぉっしる」
 カンブリア爆発
 データベース
サイトマップ
旅人の自己紹介
旅人の不定期日記
恐竜・化石グッズの
専門店ふぉっしる
Copyright (c) 2006-2008 Fossil All Rights Reserved