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第1回目ツアー
カテゴリー一覧 白亜紀末の北アメリカ1泊2日の旅
旅日記へ 日程:2006年8月12日〜13日
場所:北米南西部
 土日を利用して,旅行に行ってきました。場所は6600万年前の北米南西部。有名なティラノサウルスやトリケラトプスが棲んでいる場所です。1日目は恐竜が棲んでいる陸上,2日目はアンモナイトなどが棲んでいる海を中心に見てきました。
チョット6億年の旅
先カンブリア時代
古生代  最初に到着したのは,川が近くを流れる低地です。地平線まで川が続いており,その向こうにはうっすらと山々が連なって見えます。なかなか雄大な眺めです。
 と,川の近くで何か黒い影が見えます。何でしょうか?近づいてみると,トリケラトプスの群れとティラノサウルスがにらめっこをしています。ティラノサウルスがトリケラトプスを襲おうとしているようです。トリケラトプス危うし! …と思っていたら,何か様子が変です。何頭ものトリケラトプスが睨みを聞かせているのに対し,一方のティラノサウルスは…







あらあら腰が引けています。情けないですね。ふいに,中心にいたフリルに傷跡がある大きなトリケラトプスが仲間に合図を送りました。と,仲間が一列に並び,角の壁を作ってティラノサウルスに迫っていきます!これにはティラノサウルス,完全に腰が引けてしまいました。じりじりと後ずさり。と,後ろの川に足を突っ込んだとたん,







見た目以上に流れが速かったんですね。思いがけない速さで流されていってしまいました。このティラノサウルスがどうなるか気になったので,私も慌てて後を追いかけることにしました。

 このまま流されていってしまうのではないかと思っていましたが,ティラノサウルスはなんとか川から這い上がりました。さっきの場所から5kmほど流されたでしょうか。







とぼとぼ歩くティラノサウルスの背中に哀愁が漂います。ティラノサウルスは近くの森に入っていきました。もうトリケラトプスのところに向かうつもりは無いようです。新しい獲物を探しているのでしょうか?森の中だったら隠れる場所もたくさんあるし,さっきよりはうまく狩りができるでしょう。そう思っていたら,遠くのほうで恐竜の群れ発見!がぜん元気を取り戻すティラノサウルス。しかし,







そのときにはもう,あの恐竜の群れは大急ぎでティラノサウルスと反対の方向へ逃げていきます。なんという勘の鋭さ!よく見えませんが,あのシルエットからするとエドモントサウルスでしょうか。2本足で駆けていくのがわかります。慌てて後を追うティラノサウルス。と,







ぬかるみに足を取られ,頭から泥の中へ。このティラノサウルス,水の受難続きです。

 ドジなティラノサウルスの今後がさらに気になりますが,そろそろ日が暮れる時間です。夜を明かすのに適当な場所を探すため,この場所を離れました。


 2日目,今日は海の生物を見に行く予定です。まずは野宿した森の中から海へ移動です。この移動の途中,山の上を通りました。地形は険しそうですが,植物が生えていてなかなかきれいな場所です。ここでは,2頭のパキケファロサウルスに出会うことができました。1頭が頭を突き出して,もう1頭に必死にアピールしています。一方,もう1頭の方は知らんぷりです。必死にアピールしてくる相手を尻目に,植物を食べています。かわいそうに,この雄の恋は報われるのでしょうか。相手を振り向かせようと必死になっているこのパキケファロサウルスの横を,ゆっくりと影が通っていきました。アンキロサウルスです。地面近くに生えた草を食べながら,ゆっくりゆっくり歩いています。パキケファロサウルスのことはまったく気にしていないようです。




なんとも平和な眺めでした。

 山を越えて,ようやく海に到着。少し沖へ出て,海の生物を見ようと思います。
 船で少し行くと,黒いものが海面を漂っているのに気づきました。近づいてみると,
ヘスペロルニスです。腹を下にし,首を伸ばしたうつぶせの状態で海面を漂っています。休憩中なのでしょうか。いいなぁ。とても気持ちよさそうに漂っています。しばらく見ていましたが,一向に変化が無いのでもう少し沖に行ってもぐることにしました。





 10分ほどで目的地に到着。まずは海底までもぐってみることにします。
 海底ではアンモナイトの群れがゆっくりと泳いでいます。その泳ぎは見事にそろっていて,捕食者の姿を見ると一斉に物陰に隠れます。統率がとれているみたいですね。




中には仲間にぶつかって墨を吐くドジなアンモナイトもいますけど。

 しばらくアンモナイトと一緒に泳いでいましたが,ふいに影がさして暗くなったのがわかりました。どうしたのかと上を見てみると,海面近くを悠然と泳ぐモササウルス発見!獲物を探してるのでしょうか?浮上して観察してみることにしました。浅瀬の方に泳いでいるようです。モササウルスはしばらくはゆっくりと泳いでいましたが,急に速度を上げました。その先にいるのはアーケロン。モササウルスに気づいて逃げようとしましたが,速度が違いすぎます。あっという間に食べられてしまいました!しかも一飲みで!




明らかにモササウルスの口より大きいのに,何という食欲でしょう!恐ろしい……

 アーケロンを完全に飲み込んでしまうと,またモササウルスは泳ぎ始めました。まだ食べ足りないのでしょうか?と,またモササウルスが速度を上げました。その先にいるのはヘスペロルニス。海面近くを漂っています。さっき見たヘスペロルニスでしょうか?ヘスペロルニスも今までのまったりとした雰囲気を振り払い,急いで逃げ出しましたが,あっという間に追いつかれてしまいます。




ヘスペロルニスも食べられてしまうのか!そう思った瞬間,モササウルスの顔の前をものすごい速さで影が横切りました。




気がついてみると,ヘスペロルニスの姿がありません。そして影が去った方向に目をやると,1匹の魚が泳いでいるのが見えました。おなかが膨れているように見えます。クシファクティヌスです。何ということでしょう!さっきのヘスペロルニスをモササウルスから横取りし,食べてしまったのです!しかもモササウルスと同じように一飲みで!モササウルスは全速力でクシファクティヌスを追いかけ始めました。一方のクシファクティヌスも,ヘスペロルニスがおなかの中にいるとは思えない速さで逃げていきます。1頭と1匹の姿はあっという間に見えなくなってしまいました。

 白亜紀の海はなんて恐ろしいのでしょう。あまり長くいると私まで食べられてしまいそうなので,そろそろ帰ることにします。
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