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第2回目ツアー
カテゴリー一覧 白亜紀中ごろの北アフリカ日帰りの旅
旅日記へ 日程:2006年11月5日
場所:アフリカ大陸北部
 約1億1000万年前のアフリカ大陸北部に日帰りで行ってきました。
チョット6億年の旅
先カンブリア時代
古生代 今回の旅行先は,当時のアフリカ大陸の北の端です。といっても,このころのアフリカ大陸は北部の4分の1ほどが海に沈んでいたので,現在のニジェール辺りでしょうか。ここには大きな川が流れ,木々が茂る緑豊かな三角州が広がっています。三角州を少し離れると,乾燥した地域も広がっているようです。







 白亜紀のアフリカといえばスピノサウルス,ということで,スピノサウルスを探しに川辺に来てみました。スピノサウルスは魚を食べていたはずなので,きっと魚を捕りに川に来るはずです。あたり一面泥でぬかるんでいます。ぬかるみにはまらないように注意しながらスピノサウルスを探していると,川の中で影が動いているのに気づきました。大きい……2m近くあるでしょうか。大きく太ったあの影は,魚です,レピドテスです。



上流に向かって口をパクパクさせながらゆっくりと泳いでいます。水のゆらめきではっきりとはわかりませんが,レピドテスが口を開くたびに周りにいる魚がその口の中に吸い込まれていっています。レピドテスは食事中のようです。それにしてもなんと悠然とした食事風景でしょう。レピドテスは特に何もしていないのに魚が自分からレピドテスの口の中に入っていっているようです。

 レピドテスの食事風景に夢中になっていると,川の反対側から大きな影が近づいてくるのに気づきました。背中に帆を立てた10m近くあるあの巨体は……











オウラノサウルスでした。アフリカで唯一見つかっているイグアノドン科の恐竜です。スピノサウルスじゃなかった……残念。オウラノサウルスは四足歩行で注意深く歩きながら川に近づいてきます。水を飲みに来たのでしょうか。彼は少し離れたところで足場の良いところを見つけ,水を飲み始めました。その口先はカモノハシ恐竜と呼ばれるハドロサウルス科の恐竜のように平らに広がっています。


 スピノサウルスはなかなかやってきません。1時間くらい経ったでしょうか。スピノサウルスはもうあきらめて川べりから離れようかと考えていると,背後で木の揺れる音がしました。またオウラノサウルスが来たのかと顔を向けてみると……



















そこには背中に2m近い帆を立てた10m以上の巨体が!今度こそスピノサウルスです!ようやく会えました。

 スピノサウルスは川の中に入ってじっと動かず,水の中を一心に見つめています。魚を探しているのでしょう。と,大きな影がスピノサウルスに近づいていきます。先ほどの個体かどうかはわかりませんが,レピドテスです。レピドテスはスピノサウルスに気づかずに,すぐそばを通り過ぎようとします。スピノサウルスの眼がキラッと光りました。
 スピノサウルスがレピドテスに襲いかかろうとしたその時,後ろから奇声が聞こえました。次の瞬間,猛烈なスピードで疾風がスピノサウルスの脇を駆け抜けました。





疾風はその勢いのまま川を越え,川べりでくつろいでいたオウラノサウルスに襲いかかっていきました。10m近い巨体にもかかわらず信じられない速さで動ける,あれはデルタドロメウスに違いありません。オウラノサウルスも必死に抵抗しています。
 結局この騒ぎでレピドテスは逃げていってしまいました……。スピノサウルスは意表をつかれ,レピドテスを襲い損なってしまいました。どうやらこの騒ぎでレピドテスだけではなく,魚は全て別の場所へ逃げていってしまったようです。



ここではもう狩りはできないので,仕方なくスピノサウルスは川を出て,静かな場所へ移動することにしました。もう少しでレピドテスを捕まえられるところだったのに,タイミングが悪かったですね。


 さっきの場所からかなり下流へ移動して,再びスピノサウルスは川の中へ入っていきました。ここまで来ればもう先ほどの騒ぎの影響は無いでしょう。かなり海の近くに移動したので,川幅は広くなり,川の上空はかなり開けています。もう夕方になってしまいました。夕日がきれいです。スピノサウルスはそんな夕日に眼をくれることなく,また銅像のようにじっと動かず水の中を見ています。今度こそは狩りに成功してもらいたいものです。

 今度は50cmほどの魚がスピノサウルスに近づいてきました。またスピノサウルスの眼が鋭く光りました。スピノサウルスが魚に襲いかかろうとしたまさにその時,今度は上空から奇声が聞こえました。





翼竜がものすごい勢いで急降下してきます。2.5mほどの翼を広げたあの姿は……オルニトケイルスです。海で狩りをした方が楽でしょうに,わざわざスピノサウルスがいる川岸近くに来て,その目の前で魚を捕っていきました。











オルニトケイルスの眼が意地悪に笑っているように見えたのは気のせいでしょうか?一方のスピノサウルスはかなり剣呑な顔でオルニトケイルスが去っていった方向を睨みつけています。この2頭,何か因縁がありそうです。さっきのオルニトケイルスの眼は気のせいではなかったのですね。

狩りの邪魔をされたからといってオルニトケイルスの後を追うこともできず,スピノサウルスは不機嫌な顔で狩りを再開しました。でも結構イライラしてたのでしょう。この後の狩りは全く成功せず,日が暮れていってしまいました。







 夜になったので私は帰りましたが,スピノサウルスはその後,魚を捕まえることができたのでしょうか……。
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