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| トップ>チョット6億年の旅>古生代>第3回目ツアー | ||||
| 第3回目ツアー | ||||
| カテゴリー一覧 | カンブリア紀中ごろのカナダ日帰りの旅 | |||
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日程:2007年3月3日 場所:カナダ西部 5億1500万年前のカナダ西部に日帰りで行ってきました。 |
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| チョット6億年の旅 | ||||
| ・先カンブリア時代 | ||||
| ・古生代 | このころはまだ植物も陸上に上陸していない時期。陸上には岩石だらけの不毛な光景が広がっています。しかし海には多様な(そして奇妙な)生物があふれていました。今回はその奇妙な動物たち,バージェス頁岩動物群で有名なカナダ西部に行ってきました。 当時,大陸の形は現在とかなり違っていました。北米大陸は南半球にあり,カナダ西部は赤道近くの海の底でした。今回私はそのカナダの海に行ってきました。 ![]() 海底の水は澄み,青い世界が広がっています。なかなかきれいな眺めです。海底にはヴァウヒアやピラニアなどの海綿が所狭しと生えています。その海綿の間をチョロチョロと泳いでいる影があります。眼が5つあり,頭の先から長いノズルが飛び出したあの姿は見間違いようがありません。オパビニアです。 ![]() オパビニアはゆっくりと海綿の間を泳いでいきます。散歩でもしているのでしょうか?と,オパビニアが急に海綿の上に飛び出し,ものすごい勢いで泳ぎ始めました。何?何?一体何があったのでしょうか? 突然,ぱっとオパビニアの進行方向の海底で何かが四方に分かれていくのが見えました。尾節の先から尻尾のような脚を出した三葉虫,オレノイデスの子どもたちです。こんなに近くに来るまで全く気づきませんでした。あんなに遠いところから見つけるなんて,さすがはオパビニア,目がいいですね。オパビニアは小さなオレノイデスに狙いをつけて追っていきます。オレノイデスも必死に逃げましたが,ここは海綿の森の中。なかなか思うように逃げられません。と,目の前に急にウィワクシアが現れました。オレノイデスはウィワクシアの出現に驚き,一瞬止まってしまいました。オパビニアはこの隙を見逃さず,長いノズルでオレノイデスをがっしりと捕まえてしまいました。 ![]() オレノイデスはオパビニアのノズルから何とか逃げ出そうと必死に暴れています。オパビニアも放してなるものかと必死にオレノイデスを押さえ込もうとしています。こうして両者の格闘が始まりました。しかしオレノイデスの抵抗は長くは続きませんでした。次第に動きが鈍くなっていきました。そしてついにオレノイデスの動きはほとんど止まってしまいました。しかしオパビニアはその場でオレノイデスを食べようとはせず物陰にもっていきます。そして海綿の間に体を隠すと,ようやくオレノイデスを食べ始めました。 ずいぶん用心深い性格をしているんだな…。私はこのときこう思っていました。しかしそうではなかったのです。オパビニアが体を隠した理由,それはすぐにわかりました。辺りが急に暗くなったのです。見ると,アノマロカリスがすぐ上を泳いでいます。 ![]() でかっ!アノマロカリスはオパビニアには気づかず,さっきのウィワクシアに一直線に向かっていきます。そして頭部の前にある触手でウィワクシアを捕まえると,颯爽と去っていきました。 アノマロカリスが去ってしばらくして,さっきのオパビニアがひょっこりと姿を現しました。そして辺りを窺うとゆっくりと泳ぎだしました。さっきのオレノイデスとの格闘で疲れたのと,オレノイデスを食べてお腹がいっぱいになったのとで,動きが鈍くなっているのでしょう。こんなことでは,さっきのアノマロカリスに襲われてしまうのではないでしょうか? しばらく進むと海綿は途切れ,泥の海底が広がるようになりました。よく見ると,海底の所々に穴が開いています。これは何でしょうか?気になって見ていると,穴の近くで小さな虫のようなものが動いています。よくよく見てみると,長ーい触覚が体の前から後ろへと伸びています。マルレラです。 ![]() オパビニアにとっては獲物のはずですが,オレノイデスを食べたばかりで満腹のオパビニア,マルレラには無関心です。 と,突然穴から何かが伸び出し,マルレラをつかんであっという間に穴の中に戻っていきました。穴の中に潜んで獲物を待っている怪物の正体は…オットイアです。穴から棘の付いた吻を出し,獲物の気配を窺っています。オパビニアも安心してはいられません。周りはオットイアの巣穴だらけです。早く逃げないと食べられてしまいます。そうこうしているうちに,早くも第一弾襲来。オパビニアは右に避けてオットイアの攻撃をかわしました。しかしすぐに別の個体の吻が襲来。次から次へとオパビニアを襲ってきます。こうなっては疲れただの満腹だのと言っている暇はありません。オパビニアはオットイアの攻撃を右に左に避けながら全速力でオットイアの巣の群れを駆け抜けました。 ![]() オパビニアは何とか無事オットイアから逃れられたようです。さっきから立て続けに恐ろしい目にあっているオパビニア,もうくたくたのようです。ノズルは下に垂れ,力なく漂っています。憔悴しきっているのがはたから見てもよくわかります。こうしてしばらく進んでいくと,前方に大きな影が見えてきました。 ![]() 巨大なずんぐりした体,あれはアノマロカリスの仲間,ラガーニアです。海底に寝そべっているようです。……でも何か様子が変です。ラガーニアは全く動きません。どうやら死んでしまっているようです。もっと近づいてみると,ラガーニアの周りで小さなものがちょろちょろと動き回っているのがわかりました。体から何本もの棘と肢が飛び出したあの奇妙な姿の生物はハルキゲニアです!こんなところで見られるとは思ってもいませんでした。どうやらラガーニアの死骸を食べているようです。 ![]() オットイアからの逃亡劇でくたくたになったオパビニアですが,ハルキゲニアを見て俄然元気を取り戻したようです。一直線に新たな獲物に向かって突進していきました。 食物連鎖は,バージェスの昔からずっと繰り返されてきた,そんなことを実感した旅でした。 |
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