きれいながくと腕
29,800円(税込)
スチフォクリニテス024
種名:Schyphocrinites aff. elegans
時代:古生代シルル紀後期
産地:Djebel Issoumour, Atlas Mountains, Moroccoo
きれいなウミユリの化石です。モロッコ産,古生代シルル紀のものです。
ウミユリは「ユリ」という名前が付いていても植物というわけではなく,ウニやヒトデと同じ棘皮動物です。ウミユリの体は,花びらのような腕,がく,茎からなり,ユリに似た姿をしていることから,この名がつけられました。ウミユリは古生代から現在まで,形をあまり変えずに生きているので,「生きた化石」と呼ばれています。
スチフォクリニテスは、数多く分岐した腕を持つウミユリです。茎の根元は丸く膨らんでおり、これを浮きのように海面に浮かべて上下さかさまに海面近くを漂っていたと考えられています。
この標本ではがくと腕がとてもきれいに残っています。それぞれを構成するプレートの1つ1つまでしっかり確認できます。良質な逸品です。
がくと腕が入った母岩のほかに、4つの母岩が接着されています。がくの下に茎がある様子も再現されています。上の最後の画像は、母岩の裏側を撮ったものです。
母岩の長さ約21cm。