カルポイド007

　奇妙な棘皮動物，カルポイドの化石です。モロッコ産、古生代オルドビス紀のものです。
　カルポイドは古生代に生きていた棘皮動物（ウニやヒトデの仲間）です。他の多くの生物とは違って左右対称ではなく，棘皮動物に一般に見られる五放射相称でもない奇妙な姿をしています。生態もよくわかっていない謎の古生物です。
　トラリシスティスは、横長の本体から長い突起が2本出たカルポイドです。
　この標本では本体がよく残っており、長い突起も片方だけですがしっかり確認できます。また、突起とは反対方向に細長い柄が出ているのも確認できます。良質な逸品です。
　体長約4.3cm。

　レアで良質な逸品ですので，お買い上げ後も画像はギャラリーや当店と提携するオフィス ジオパレオントが関与する出版物などで使わせていただきたいと思います。あらかじめご了承ください。