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9,980円(税込)
座ヒトデ005
種名:Isorophus cincinnatiensis
時代:古生代オルドビス紀後期
産地:Fairmont Formation, near Cincinnati, Ohio, U.S.A.
腕足類に付いた座ヒトデの化石です。アメリカ合衆国オハイオ州産、古生代オルドビス紀のものです。
座ヒトデは、古生代(約5億4100万年前〜約2億5200万年前)に生きていた棘皮動物(ウニやヒトデの仲間)です。円盤状の本体の中央部から5方向に歩帯が伸びていました。歩帯には、呼吸や食物の運搬に使われる管足が入っていました。
オハイオ州の都市、シンシナティ周辺には、化石を豊富に産するオルドビス紀の地層が分布しています。その化石の豊富さは、北米でトップクラスとも言われています。
イソロフスは、シンシナティ周辺から多く産出する座ヒトデです。5本の歩帯のうち、4本は反時計回りに、残りの1本は時計回りにカーブしているのが特徴です。イソロフスは、腕足類の殻にくっついている状態で化石化しているものも多く発見されています。おそらく腕足類に寄生していたのではないかと考えられています。
この標本のイソロフスも腕足類の殻にくっついています。細かいところまでよく残り、プレートの1つ1つまでしっかり確認できます。また反時計回りと時計回りにカーブした歩帯の間に肛門も確認できます(3枚目の写真)。良質な逸品です。
長径約1.6cm。
腕足類はあまりきれいに出ていませんが、クリーニングをすればきれいな殻が出てきそうです(保証はできませんが^^;)。
非常に良質な逸品ですので,お買い上げ後も画像はギャラリーや当店と提携するオフィス ジオパレオントが関与する出版物などで使わせていただきたいと思います。あらかじめご了承ください。