メガロドンの歯023

　巨大ザメ、メガロドンの歯です。アメリカ合衆国産、新生代新第三紀中新世のものです。
　メガロドンは、中新世に生息していた、体長10mを超える史上最大の巨大ザメです。ホホジロザメに似た姿をしており、主にクジラを食べていたと考えられています。
　メガロドンの歯には、両側にのこぎりのようなギザギザ（鋸歯）があります。この鋸歯は、ステーキナイフのギザギザのように、獲物の肉を引き裂くのに役立っていたと考えられています。この標本では、その鋸歯がきれいに残っています。歯の両側に鋸歯がびっしりと並んでいるのが確認できます。またエナメル質もきれいに残り、歯根もしっかりと確認できます。良質な逸品です。
　サイズは斜め計測で約11.5cm。立派な大きさです。