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2009年のニュース

化石種の鳥の羽毛に,現生の鳥の羽毛に見られるような光沢があったらしいということがわかりました。

 ドイツの約4000万年前(新生代古第三紀始新世中期)の地層から,メラノソームという細胞小器官を含む羽毛の化石が発見されました。メラノソームとはメラニン色素を含む細胞小器官です。
 今回発見されたメラノソームは,光沢のある羽根をもつ現生のホシムクドリやキュウカンチョウのメラノソームと同じような並び方をしていたそうです。このため,今回発見された羽毛はこれらの鳥の羽毛と同じように,胴色や緑色,あるいは青色の輝きのある黒色をしていたのだろうと研究者は考えています。

8/26 National Geographic NewsStructural coloration in a fossil feather, Biology Letters, 6(1), 128-131

2009/8/28

始祖鳥は鳥類と同じくらいの音を聞いていたらしいということがわかりました。

 CTスキャンを使って内耳の長さを調べることにより,その生物がどのくらいの範囲の音を聞くことができたかを正確に推定することができるということがわかりました。また,内耳の長さを調べることにより,その動物の声,社会性,好んでいた環境なども推定できると考えられています。
 カメやワニ,ヘビを含めた爬虫類や鳥類などの計59種の内耳が調べられた結果,始祖鳥は平均で約2000Hzの音を聞いていたらしいということがわかったそうです。これは,始祖鳥が現生のエミューと同じくらいの範囲の音を聞いていたことになります。

1/14 ScienceDailyInner ear anatomy is a proxy for deducing auditory capability and behaviour in reptiles and birds. Proceedings of the Royal Society B, 276(1660), 1355-1360

2009/1/15