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2014年のニュース

鳥媒は4700万年前にはすでに始まっていたらしいということがわかりました。

 ドイツのグルーベ・メッセルには,約4700万年前(新生代古第三紀始新世中期)の地層が堆積しています。グルーベ・メッセルは,非常に保存状態の良い哺乳類などの脊椎動物の化石を産出することで有名です。
 今回,グルーベ・メッセルから,胃の内容物が保存された鳥の化石が発見されました。胃の中には,さまざまな花の花粉が大量に含まれていたそうです。このことから,この鳥は花粉を運ぶ鳥媒の役割を果たしていたと,研究者は考えています。
 鳥が花粉を運ぶ鳥媒は,昆虫が花粉を運ぶ虫媒とともに,重要な花粉の運搬方法です。しかしいつから鳥媒が始まったかはよくわかっていませんでした。花の蜜をすするのに適した形の嘴など,間接的な証拠が見つかることはありますが,鳥媒の直接的な証拠が発見されたのは今回が初めてだそうです。またこれまで発見されていた最古の鳥媒の証拠は約3000万年前(新生代古第三紀漸新世前期)のものだったそうです。今回の発見は,最古の鳥媒の証拠でもあるそうです。
 少なくとも4700万年前から鳥媒が始まっていたと,研究者は考えています。

5/27 Senckenberg Research Institute and Natural History MuseumEocene fossil is earliest evidence of flower-visiting by birds. Biology Letters, 10(5)

2014/6/1