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| ・歯化石 | 2010年 8/13(金) カンブリア紀に,ゴンドワナ大陸が60度回転したかもしれないということがわかりました。 古生代カンブリア紀前期,そのころ地球上に存在していた超大陸ゴンドワナが,短期間の間に約60度回転していたかもしれないということがわかりました。 オーストラリア中部にあるAmadeus Basinの古地磁気が調べられました。この結果,古地磁気が約60度も変化していることがわかったそうです。これはブラジルとアフリカ大陸西部の古地磁気の変化と一致するそうです。このことから,古生代カンブリア紀前期,超大陸ゴンドワナ全体で60度の地磁気の回転があったと研究者は考えています。移動速度は少なくとも16cm/年だったと見積もられています。 このことから,カンブリア紀前期にプレートテクトニクスによる急激な大陸移動が起こった,または急激な真の極移動が起こったと研究者は考えています。(8/11 ScienceDaily,Rapid Early Cambrian rotation of Gondwana, Geology, 38(8), 755-758) 4/11(日) 超巨大火山の成因を調べるために,太平洋底の掘削が行われました。 数百万km3の非常に大量の溶岩を噴出した大規模な噴火を起こした火山は,“supervolcano”と呼ばれています。supervolcanoの噴火によって,大量絶滅や気候変動,海流の変化など,さまざまな影響が出たと考えられています。しかしその成因や噴火を引き起こしたメカニズムについてはまだわかっていません。 今回,supervolcanoの成因を調べるために,日本の東約1500kmの太平洋底にある火山列シャツキー海台の掘削が行われました。シャツキー海台は世界最大級のsupervolcanoです。広さ約40万km2,高さは約2.5kmにもなります。厚さ23mにもなる溶岩の層が百ほど積み重なってできていると考えられています。 海底にあるsupervolcanoから噴出した溶岩の起源について,これまで2つの説が考えられてきました。1つは地球深部から上がってきたホットプルームの先端が噴出したというもの,そしてもう1つは3つのプレートが接する場所(三重会合点)でできたというものです。 シャツキー海台は三重会合点でできたと考えられていますが,ホットプルームの先端が噴出したと仮定することによって説明できる特徴も備えているため,supervolcanoの成因を知る上で重要な場所であると考えられています。 また地磁気が頻繁に逆転していた時期に形成されているため,古地磁気を調べることによって,噴火の時期や,周囲のプレートや三重会合点との位置関係などを知ることができると研究者は考えています。 堆積物や微化石の研究から,シャツキー海台の一部が一時期海面上にあり,火山列が中生代白亜紀初期(約1億4500万年前)にできたらしいことがわかっています。またシャツキー海台は赤道地域でできたと考えられています。(4/10 ScienceDaily,Testing plume and plate models of ocean plateau formation at Shatsky Rise, northwest Pacific Ocean) 1/24(日) 第四紀の復活の周知徹底が開始されました。 2004年に消滅した第四紀の区分が2009年に復活しました。下限がそれまでの約180万年前から約259万年前に変更されています。日本学術会議と日本地質学会などが22日にシンポジウムを開き,周知徹底が進められています。 当店で使用している年代は,これまでInternational Stratigraphic Chart 2004に従っていました。今後は,International Stratigraphic Chart 2009に従います。(国際層序委員会,International Stratigraphic Chart 2009) イギリスに分布するジュラ紀後期の地層の成因がわかりました。 イギリスに分布する中生代ジュラ紀後期(約1億6100万年前~約1億4600万年前)の地層,Kimmeridge Clay Formationは,有機物の多い地層と少ない地層が交互に堆積していることで特徴付けられます。 これまで,この地層の成因について,2つの説がありました。 1つは海底に堆積する有機物の量が変化したというもの。この説では,有機物の多い地層は,海水の表面付近で光合成による生産性が上がり,大量の有機物が堆積することでできたと考えられています。 もう1つの説は海底に堆積した有機物が分解される量が変化したというもの。海水中の酸素が多い場合は,海底に堆積していた有機物が酸化によって分解され,海水中の酸素が少ない場合は,有機物は分解されずに残ります。 この2つの説を検証するために,堆積物中の化学成分と有機物の含有量が調べられました。 また渦鞭毛藻という微生物の化石を調べることによって,当時の海がどのような環境だったかを知ることができます。 この研究の結果,地層の下部では有機物が多く渦鞭毛藻が大量に含まれ,またその化学成分から酸素の少ない環境だったことが示唆されるそうです。 一方地層の上部は,その化学成分から酸素の多い環境で堆積したことが示唆されるそうです。下部から上部へ,化学成分は急激に変化しましていますが,有機物の含有量と渦鞭毛藻の変化はもっとゆっくり起こっているそうです。 このことから,まず酸素の多い水塊がやってきて海底の有機物が分解され,その後その地域に生息する渦鞭毛藻が変化していったことが示唆されるそうです。これは上の2つ目の説を支持するものです。(1/21 ScienceDaily,Are the Kimmeridge Clay deposits affected by “burn-down” events? Palynological and geochemical studies on a 1 metre long section from the Upper Kimmeridge Clay Formation (Dorset, UK), Sedimentary Geology, 222(3-4), 301-313) 2009年 11/1(日) カルシウムイオンの増加がカンブリア爆発を引き起こしただろうという論文が発表されました。 古生代カンブリア紀(約5億4200万年前~約4億8800万年前),それまでほんのわずかな種類しかいなかった動物が爆発的に増加し,現在生きている動物群の祖先が出揃いました。この出来事は「カンブリア爆発」と呼ばれています。カンブリア爆発自体はよく知られていますが,カンブリア爆発が起こった原因についてははっきりとはわかっていません。また,それまで単純な構造だった生物が多細胞生物のような複雑な構造を持つ生物へと変化した理由もまだ謎のままです。 今回,海綿を使ってこの原因が調べられました。海綿は多細胞生物ですが細胞間の結合が弱く,筋肉や神経などの器官の分化も見られません。また約5億年前からほとんど変わらずに生き続けているため,先カンブリア時代の単細胞生物とカンブリア紀に出現した多細胞生物との中間にある生物だと研究者は考えています。 この研究の結果,カルシウムの濃度が増加すると,海綿の細胞が集合し,結合することがわかったそうです。このことから,海水中のカルシウム濃度が増加したことが多細胞生物の増加につながったと,そしてカンブリア爆発の引き金になったと研究者は考えています。海水中のカルシウム濃度が増加した理由としては,中央海嶺の火山活動をあげています。(10/27 ScienceDaily,Self-Recognition and Ca2+-Dependent Carbohydrate–Carbohydrate Cell Adhesion Provide Clues to the Cambrian Explosion, Molecular Biology and Evolution, 26(11), 2551-2561) 10/25(日) 第四紀の下限が変わるとの提案が,国際地質科学連合によって,批准されました。 2004年,それまで新生代が第三紀(暁新世,始新世,漸新世,中新世,鮮新世)と第四紀(更新世,完新世)に分けられていたのが,古第三紀(暁新世~漸新世),新第三紀(中新世~完新世)へと再区分され,第三紀と第四紀が消滅しました。当店もこの2004年の区分に従っています。 2008年,国際層序委員会(ICS)によって,新たな層序が提案されました。これによると,第四紀が復活し,新生代が古第三紀(暁新世~漸新世),新第三紀(中新世~鮮新世),第四紀(更新世~完新世)に分けられます。 また,2004年までは更新統の基底が第四系の基底とされてきたのですが,2008年の提案では,鮮新世最後の時代ジェラ期(Gelasian)が更新世に含められ,ジェラ階の基底が第四系の基底とされています。 2009年6月29日,国際地質科学連合(IUGS)によって,2008年のICSの提案が批准されました。(日本地質学会,INTERNATIONAL STRATIGRAPHIC CHART2008) 9/18(金) 今年はウォルコットによるバージェス頁岩動物群の発見から100周年にあたります。 今年は,1909年のチャールズ・D・ウォルコットによるバージェス頁岩動物群の発見から100周年にあたります。これに関連して,Nature2009年8月20日号に,バージェス頁岩動物群の発見物語と研究史について書かれた記事が載っています。またこの号の表紙を飾るのは,バージェス頁岩動物群の節足動物マルレラの写真です。(Nature, 460(7258),Misadventures in the Burgess Shale) 7/26(日) Newton (ニュートン) 2009年 09月号に,三葉虫が大迫力のイラストで載っています。 Newton (ニュートン) 2009年 09月号のパレオントグラフィは,三葉虫が大繁栄した古生代オルドビス紀がテーマとなっています。ロシアの海を舞台に,何体もの三葉虫が大迫力のイラストで載っています。コンセプトは,「直角貝から逃げ惑う三葉虫たち」だそうです。 (Newton (ニュートン) 2009年 09月号 [雑誌] 7/24(金) カリフォルニアの約1万2900年前の地層から,隕石が衝突したときにできたと考えられるダイアモンドが発見されました。 アメリカ合衆国カリフォルニア州の北部チャンネル諸島に分布する約1万2900年前(新生代新第三紀更新世後期)の地層から,強い衝撃を受けて形成されたダイアモンドが発見されました。 今回発見されたダイアモンドは,隕石が衝突したときに生じるような非常に高温・高圧の環境下で形成され,現在のところ,隕石や隕石が衝突してできたクレーターからしか発見されていません。またこのダイアモンドと一緒に,非常に高温の炎でできたすすが発見されたそうです。推測される周りの環境とあわせて考えると,その地域一体で火事が起こったと考えられるそうです。今回発見されたすずとダイアモンドは,大きな隕石が衝突したと考えられている白亜紀と古第三紀との境界の地層など,限られた地層でしか見られないそうです。 このため,このダイアモンドは,約1万2900年前に北米に隕石が衝突した証拠だと考えられています。 この隕石が衝突したと考えられる時期は,北部チャンネル諸島でコビトマンモスが絶滅したと考えられる時期と一致するそうです。また,更新世の終わりごろには35属の哺乳類と19属の鳥類が絶滅したと考えられていますが,そのうちのいくつかは隕石が衝突したと考えられている時期と非常に近い時期に絶滅したと考えられるそうです。(7/21 ScienceDaily,Shock-synthesized hexagonal diamonds in Younger Dryas boundary sediments, Proceedings of the National Academy of Sciences, Early Eddition) 2008年 11/29(土) プレート運動は約40億年前から始まっていたらしいということがわかりました。 地球は約45億年前に誕生したと考えられています。従来,誕生後間もない地球は高温でマグマで覆われ,プレート運動が始まったのは,約35億年前,研究者によってはさらに最近だと考えられてきました。しかしオーストラリア西部から採取された約30億年前のジルコンを調べた結果,プレート運動は約40億年前に始まっていたらしいということがわかったそうです。 ジルコンを化学的に分析した結果,ジルコンの中には約40億年前にできたものが含まれており,そのジルコンは約40億年前の地球の平均の熱流量よりもかなり温度の低いところで生成されたらしいということがわかったそうです。約40億年前の地球の平均の熱流量は 約200~300mWm-2,ジルコンの生成された場所の熱流量は約75mWm-2と推定されています。このように熱流量の低い場所は,プレートが別のプレートの下に沈み込む沈みこみ帯しか考えられないそうです。 水の存在しない惑星ではプレート運動は起こらないと考えられています。このため,約40億年前の地球にはすでに大量の水が存在していたと研究者は考えています。(11/27 ScienceDaily,Low heat flow inferred from >4 Gyr zircons suggests Hadean plate boundary interactions, Nature, 456(7221), 493-496) 5/26(月) 6月6日から5日間,東京国際ミネラルフェアが開催されます。 6月6日(金)から10日(火)まで,東京国際ミネラルフェアが開催されます。国内外から100社以上の業者が集まって,化石や鉱物などの展示即売会が行われます。会場は新宿第一生命ビル1Fスペースセブンイベント会場。開催時間:10時~19時(最終日は17時まで),入場料:一般1,000円。(第21回東京国際ミネラルフェア) 5/9(金) 「地質の日」を記念して,化石チョコが発売されました。 明日,5月10日は「地質の日」です。われわれ人間と深い関わりがあるものの,一般的な認知度が低い「地質」への理解を推進する日として,日本地質学会などによって制定されました。 今年からこの「地質の日」がスタートするのを記念して,三葉虫やアンモナイトなど,5種類の化石を忠実に再現したチョコレートが発売されました。産業技術総合研究所地質調査総合センター所有の本物の化石から型をとって作られたそうです。学名や時代,観察ポイントを記した解説書が付いているそうです。本格的ですね。1個入り(399円)と5種類のチョコが入ったセット(1,890円)があるそうです。国立化学博物館など,地質関連の展示がある施設で発売されているそうです。(5月10日は地質の日,5/9 中日スポーツ) 4/30(水) 約3400万年前の氷床の形成によって海のpHが変わったらしいということがわかりました。 新生代古第三紀始新世(5580万年前~3390万年前)には地球は温暖で,南極大陸に氷床はなかったと考えられています。しかしその後の時代の漸新世(3390万年前~2300万年前)になると気候は寒冷化し始め,南極大陸に氷床ができるようになったと考えられています。この氷床の形成に伴う海水準の低下によって,海の酸性度が低下したらしいという論文が発表されました。炭酸カルシウムでできた貝などの殻が溶け始める水深の変化を調べることによってわかったそうです。 生物地球化学的な海洋モデルを用いて,温暖な始新世から寒冷な漸新世へと移り変わるときに何が起こったかが調べられました。その結果,次のようなシナリオが導き出されたそうです。 海水準が下がるとサンゴ礁が海面の上に出るようになります。海の上に出たサンゴ礁は風や雨によって風化し,海に流れ込みます。サンゴ礁は炭酸カルシウムでできています。海に流れ込んだ炭酸カルシウムは酸性度を上げる水素イオンと化学反応を起こし,その結果水素イオンが減って海水の酸性度が下がります。 この研究で用いられた海洋モデルを使うにより,1億年前から現在までに起こった気候変化の過渡期にどのとうなことが起こったかについて知ることができるようになると研究者は考えています。(4/29 ScienceDaily,Nature, 452(7190), 979-982) 4/28(月) 恐竜が絶滅したのが,6595万年前だという計算結果が発表されました。 今からはるか昔のある時点を指す方法に,時代と年代の2つがあります。「古生代カンブリア紀」や「中生代白亜紀」は時代にあたり,化石の産出状況を基に決定されています。これに対し,年代は,5億4200万年前や6550万年前など,具体的な数値で表されます。年代は,火山灰などの特定の岩石に含まれる元素を利用して調べられています。 この年代を調べ方法として,放射性同位体の量を測定して調べる放射年代測定が使われています。現在,数千年前~数十億年前の年代を測定するのにアルゴン-アルゴン法という方法が広く用いられていますが,この方法では約2.5%の誤差が出てしまいます。誤差が2.5%あるということは,10億年前という年代が出たときにプラスマイナス2500万年の誤差が生じるということです。 今回,このアルゴン-アルゴン法と他の年代測定の結果とあわせて考えることにより,,より正確な年代測定ができるようになったという論文が発表されました。この方法ではアルゴン-アルゴン法の誤差は0.25%にまで縮小されたそうです。 また,この方法により,恐竜が絶滅した白亜紀の終わりの年代が,従来考えられていたよりも古い6595万年前という結果が出されました。誤差は4万年だそうです。現在広く受け入れられている白亜紀終わりの年代は6550万年前です。この年代の誤差は30万年だそうです。(4/28 ScienceDaily,Science, 320(5875), 500 - 504) 4/23(水) 26日(土)から,大阪で「石ふしぎ大発見展」が開催されます。 26日(土)から28日(月)まで,大阪のOMMビルで「石ふしぎ大発見展」が行われます。化石や鉱物などの展示販売が行われます。昨年は約200社の業者が集まり,今年の出展業者は昨年を上回る数だそうです。会場:OMMビル2F A・B・Cホール,入場料:無料。(第14回「石ふしぎ大発見展」HP,OMMビル) 4/10(木) 地球の質量分布と大陸移動に関係があるということを証明する論文が発表されました。 大陸の分裂などによって地球の質量分布に変化が起きると,急速な大陸移動が起こり,質量分布の不均衡を緩和するという説があります。今回,この説を支持する論文が発表されました。 プレートの動きを調べるために,約3億2000万年前(古生代石炭紀前期)から現在までのの岩石の古地磁気が調べられました。地軸に対する大陸の動きには2種類あります。1つは,地軸に対して地球全体が回転すること(真の極移動),もう1つは個々のプレートの移動です。真の極移動は,大陸移動や巨大な隕石の衝突などによって地球の質量分布が変化したときに起こると考えられています。 古地磁気を調べた結果,約3億2000万年前から現在まで,大陸は常に北へ移動し,ある時期に時計回りや反時計回りに回転していることがわかったそうです。この回転が,真の極移動を表していると研究者は考えています。約2億5000万年前~2億2000万年前(中生代三畳紀前期~中期)に18度反時計回りに回転し,約1億9500万年前~1億4500万年前(中生代ジュラ紀)に同じだけ時計回りに回転したことがわかりました。そして約1億4500万年前~1億3500万年前(中生代白亜紀前期)には10度時計回りに回転し,約1億1000万年前~1億年前(中生代白亜紀中期)に同じだけ反時計回りに回転したこともわかっています。三畳紀前期~中期とジュラ紀,白亜紀前期と中期の回転の軸はそれぞれ同じ位置にあったそうです。約3億2000万年前から現在までに回転した角度をあわせるとほぼ0度になることから,地球の質量のバランスを保つ機構が働いていると研究者は考えています。 プレートテクトニクスによる大陸移動と真の極移動による大陸移動を区別するのは難しいため,真の極移動の存在とその程度が明らかにされたのは今回が初めてだそうです。(4/7 National Geographic News,Nature, 452, 620-623) 4/7(月) アミノ酸が宇宙からもたらされたという説を支持する研究が,発表されました。 約40億年前,地球に隕石が衝突し,生命の基である左アミノ酸がもたらされたという研究が,第235回アメリカ化学会年会で発表されました。 アミノ酸は,私たちヒトや植物,その他地球上のあらゆる生命のたんぱく質を構成している成分です。このアミノ酸には,鏡で映したように構造が反対の左アミノ酸と右アミノ酸の2種類があります。生命が誕生するには,たんぱく質を構成するのは左か右か1種類のアミノ酸でなければならないそうです。左アミノ酸と右アミノ酸が混ざると,たんぱく質の特性は大きく変化し,生命が活動することはできなくなるそうです。 右アミノ酸で構成されているバクテリアがわずかにいますが,地球上の生物のほとんどは左アミノ酸で構成されています。この左アミノ酸が,地球に衝突した隕石によってもたらされたとする説があります。今回の発表は,この説を支持するものです。 アミノ酸の基は,小惑星でできたと研究者は考えています。最初は左アミノ酸と右アミノ酸は同じ割合で含まれていましたが,小惑星が中性子星を通り過ぎるとき,中性子星が発する光(円偏光)によって,右アミノ酸が選択的に壊されたと考えられています。 地球に衝突した隕石は全て,円偏光を大量に受けたと考えられています。これまでの実験で,円偏光によって,右アミノ酸が左アミノ酸よりも多く破壊されることが確かめられています。最終的には,左アミノ酸が5~10%多く残ったそうです。この100年間にオーストラリアとテネシー州に落ちた隕石からも,左アミノ酸が多く残っているのが確認されたそうです。 研究者は,隕石に付着していたアミノ酸が,隕石が原始地球に衝突した後にどうなるかをシミュレーションしました。この結果,隕石に付着していたアミノ酸は,左と右が混ざった状態から,左アミノ酸または右アミノ酸だけの単純な構造に直接変化したそうです。約40億年前,この変化によって左アミノ酸がわずかに多くできたと研究者は考えています。 次に,左アミノ酸が増加し,以降優勢であり続ける状態へと導いた反応が再現されました。左アミノ酸が5%多い状態で水に溶かし,実験が始められました。そしてアミノ酸が結晶化する時に,左アミノ酸と右アミノ酸が結合することが発見されました。この結果,溶液の中には左アミノ酸が多く残ることになります。溶液中の左アミノ酸が生物によって多く使われることにより,生物を構成するアミノ酸は左アミノ酸が優勢な状態となります。 生命がどのように出現したかはまだわかっていません。今度は核酸に焦点を当てて,原始地球で何が起こったかを調べようと,研究者は考えています。(4/7 ScienceDaily) 2007年 9/26(水) 翼竜の特集記事が載っている「Newton11月号」,本日発売です。 本日,「Newton11月号」が本日発売されました。今月号には,翼竜の特集記事「大空の覇者『翼竜』」が掲載されています。 今から2億2000万年前に空に進出した爬虫類―翼竜。最新の研究成果を交えながら,翼竜は卵生だった,わずかな風力でも飛行可能だった,など,翼竜の実態について述べられています。 また,イラスト復元が可能な37種の翼竜が描かれた「翼竜大図鑑」も載っています。圧巻の翼竜データベースです。 4/17(火) 本日,国立科学博物館「日本館」がオープンします。 本日,国立科学博物館本館が「日本館」としてリニューアルオープンします。「日本列島の自然と私たち」をテーマとし,日本列島の自然と生い立ち,生物の進化,日本人の形成過程と自然との関わりの歴史について展示されるそうです。フタバスズキリュウや日本で最初に発見された恐竜モシリュウ,世界最古の魚竜ウタツサウルスなど,化石もいくつも展示されるそうです。(国立科学博物館) 3/7(水) 「恐竜切手」が6日から復刻発売されました。 2000年に開催された恐竜エキスポふくいを記念して発行された「恐竜切手」が,6日から復刻発売されました。福井県立恐竜博物館と勝山市内の郵便局,福井県内各市の主要郵便局で販売されています。また,全国の郵便局でも取り寄せることができます。 「恐竜切手」は2種類あり,イグアノドンとドロマエオサウルスが1頭ずつ描かれています。この2枚の切手を並べると,2頭の恐竜が川をはさんで向かい合う構図になっています。 ふるさと切手として1枚80円,10枚入りシートで1枚800円で販売されています。(3/6 福井新聞社,3/6 北陸中日新聞) 2/21(水) 昭文社から,恐竜図鑑「なるほどkids 日本全国 恐竜に会いに行こう!」が発売されます。 2月23日に,昭文社から,小学校低学年向けの恐竜図鑑「なるほどkids 日本全国 恐竜に会いに行こう!」が発売されます。この本は,日本に恐竜の全身骨格や全身模型が展示されている恐竜と施設を紹介している本です。(1)恐竜図鑑,(2)恐竜に会える全国施設ガイド,(3)恐竜化石の発掘マップ,(4)どこの施設に行けばどの恐竜に会えるのかがわかるリストの4つの部分で構成されているそうです。(2/20 NIKKEI NET,なるほどkids 日本全国 恐竜に会いに行こう!) 1/16(火) 古生物についてのあらゆる情報を扱う雑誌が創刊されました。 現在,世界中でたくさんの化石が見つかっていますが,個人の所有する標本の中には,研究者の目に触れることなく埋もれてしまっている化石も少なからず存在します。そのような問題を解決するため,学術的な内容から趣味まで,古生物についてのあらゆる情報を扱う雑誌ができました。 この雑誌はThe Journal of Paleontological Sciencesといいます。Association of Applied Paleontological Sciences(AAPS)が運営し,学術的な研究から商業的に扱われる情報,そして個人の趣味まで,古生物に関するあらゆる情報を記録することを目的として作られました。現在,以下のような6つの項目で構成されています。 (1)Contributions―専門家による研究に基づいた公式な論文 (2)Data Sets―あまりにも膨大であるためにほとんどの科学雑誌に収めきれなかった古生物に関する情報(フォーナルリスト,図表,付録など) (3)Press Releases―古生物に関するニュース (4)Trade Articles―化石の分析,野外調査,教育活動,意見などに関する非公式な論文 (5)Photo Archives―写真,CTスキャン,X線分析のデータ,地図など (6)Specimen registry―標本に関するデータ,GPSデータ,場所に関するデータ,研究史など(論文という形式はとっていない) 現在ContributionsとTrade Articlesにリンクがつながっています。間もなくSpecimen RegistryとPhotographic Archivesが利用できるようになるそうです。(The Journal of Paleontological Sciences,Association of Applied Paleontological Sciences) 2006年 11/30(木) 実物大の恐竜模型がオークランドで動き回ります。 来年4月,BBCのテレビ番組"Walking with Dinosaurs"が,ニュージーランド・オークランドのVector Arenaで80分のショーとして上演されます。15体の実物大の恐竜模型がステージ上を動き回ります。 ユタラプトル(全長6m)のような小さな恐竜は人間が中に入って操り,ブラキオサウルス(全長23m)やティラノサウルス(全長14m)のような大きな恐竜は遠隔操作やアニマトロニクスなどによって動きます。角竜トロサウルスはあまりにも巨大なので,人間がその下のカートに座って操作します。 恐竜は超大陸パンゲアを再現したステージ上を歩き回り,プロジェクションスクリーンによって周りの風景も変化します。バックにはオーケストラによって演奏された音楽が流れ,古生物学者に扮した俳優が恐竜の出現から絶滅までを説明します。 チケットは来月から発売される予定です。(11/30 NZ Herald) 孵化直前の卵が入った恐竜の巣の化石がオークションにかけられます。 約6500万年前の非常に保存状態のよい肉食恐竜の卵の化石が,日曜日にロサンゼルスでオークションにかけられます。この巣には割れかけた卵の化石が含まれており,恐竜の赤ちゃんの骨も見えるそうです。孵化直前だったと考えられています。 この巣の化石には22個の卵が含まれ,その中に完全な胚の化石が10個あるそうです。中国で発見され,20年間アジアのコレクターが所持していました。この巣の化石が具体的に肉食恐竜のどの種のものかは,2007年に論文で発表される予定だそうです。(11/29 topix.net) 11/14(火) IRリモコンで操作できる恐竜フィギュアが,17日に発売されます。 IRリモコンで操作できる世界最小クラスの恐竜フィギュア「スモールジュラシック」が,17日から発売されます。恐竜はティラノサウルスとトリケラトプスの2体で,アンモナイトと三葉虫のボタンがついたリモコンで操作します。恐竜の体長は14cm,リモコンは4cmの大きさです。専用の携帯サイトからアプリをダウンロードすると,iモードでの操作も可能となります。価格は1,680円(税込1,764円)です。(Amazon.co.jp,ストラップヤ.com,楽天市場) 11/13(月) 勝山の恐竜切手が復刻されます。 1999年から2004年まで販売されていた恐竜をデザインした切手が,来年3月から再販売されることになりました。これは福井県勝山市内で発見されたイグアノドンとドロマエオサウルスデザインしたもので,2000年に開催された「恐竜エキスポふくい2000」を記念して発行されました。80円切手2枚1セットで,片方にイグアノドン,もう片方にドロマエオサウルスが描かれています。(11/9 日刊県民福井,恐竜切手) 10/24(火) ダーウィンの著書がオンラインで見られるようになりました。 チャールズ・ダーウィンが著した5万ページの本文と4万枚の図がオンラインで検索できるようになりました。また,MP3プレイヤーを使うことにより,音声ファイルもダウンロードできます。このサイトで閲覧できる資料には出版されたことの無いものも含まれ,ビーグル号でガラパゴス諸島に渡ったときに書かれたフィールドノートも含まれているそうです。 現在,2009年までに提供予定の資料の約50%が閲覧可能です。また,このサイトには英語版のほかに,ドイツ語版,デンマーク語版,ロシア語版があります。(10/19 BBC News,The Complete Work of Charles Darwin Online) 10/2(月) 福井県の恐竜がカードになります。 福井県勝山市で発見された「フクイサウルス」(イグアノドンの仲間)と「フクイラプトル」(カルノサウルスの仲間)が,ゲーム「古代王者恐竜キング」のカードになります。国内の恐竜がカードに採用されるのは初めてだそうです。(9/30 北陸中日新聞,9/29 GAME Watch,9/29 DENGEKI Online.COM,古代王者恐竜キング) 9/7(木) 恐竜型ロボット「ロボザウルスNEO」が9月15日に発売されます。 恐竜型ロボット「ロボザウルスNEO」が9月15日にトイザらスから発売されます。価格は9,999円。「ロボザウルスNEO」は人工知能とセンサーを搭載した恐竜型ロボットで,周囲の音や動きを感知してさまざまな反応を示します。 「自由モード」や「リモートコントロールモード」など5種類の動作モード,「空腹状態」や「満腹状態」など3種類の気分があり,そのときの気分によって動作が変化するそうです。 対象年齢は8歳以上,9月15日に全国のトイザらス店舗とショッピングサイトで発売する予定です。(9/5 ITmedia +D LifeStyle,9/4 日本トイザらス) 8/28(月) 恐竜型ロボット「Pleo」が来年3月に発売されます。 米Ugobeが,自律型恐竜ロボット「Pleo」を2007年3月に発売することを明らかにしました。価格は199ドルで,12月24日から予約が開始されます。 「Pleo」はカマラサウルスをモチーフとして作られた恐竜型ロボットで,体高,体重は生後1週間のカマラサウルスの推定値と同じだそうです。電源を入れると自律的に行動します。音や動きで感情を表すこともでき,時間の経過とともに行動が進化するそうです。互いに他の「Pleo」を認識することができ,風邪がうつりくしゃみをすることもあるそうです。(8/24 ITmedia News,Ugobe) |
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